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動物用医薬品等についての考え方

2013年7月

はじめに

動物用医薬品とは、家畜や養殖魚などの病気の治療や予防のために使用される医薬品のことで、作用別に抗生物質・合成抗菌剤・ホルモン剤などがあります。動物用医薬品の登録、承認、使用については薬事法で規制され、食品中の残留物については食品衛生法で規制されています。

飼料添加物とは、家畜用飼料の安全性確保と品質保持のため
①飼料の品質低下を防止する(防かび剤、抗酸化剤、乳化剤など)
②飼料の栄養成分や有効成分を補給する(ビタミン、ミネラル、アミノ酸など)
③飼料に含まれる栄養成分の家畜への有効利用を促進する(抗生物質、酵素、生菌剤など)
以上のことを目的として飼料に添加されるものです。飼料添加物の登録、承認、使用については飼料安全法で規制され、畜肉、魚肉などへの残留については、食品衛生法で規制されています。

動物用医薬品の安全性管理も、農薬と同様、食品安全委員会による評価がおこなわれ、ポジティブリスト制度による管理がおこなわれています。このことから、基本的な評価と管理は国において実施されていると考えられます。

現在、個々の動物用医薬品について産直商品への上乗せ基準はありませんが、これからも自主的な基準は設定せず、国の評価及び管理を注視していくことにします。特に薬剤耐性菌の問題や肉牛の飼育に用いられる成長促進ホルモンの安全性については慎重に見ていくことが必要だと考えます。京都生協においては、日本生協連と連携しながら情報収集をおこない、必要に応じてパブリックコメントなどを発信し、国の食品安全システムに関与していくことにします。

動物用医薬品等の使用に関しては、薬事法、飼料安全法でその使用方法等が定められており、ポジティブリスト制度で定められた残留基準をクリアするためには、法で定められた通りに正しく薬剤を使用することが重要といえます。個々の動物用医薬品等の、自主基準の設定はおこないませんが、飼育時に正しく薬剤が使用されていることを確認する必要があります。

化学物質に関する基準が変わったよ!−農薬・動物用医薬品・容器包装編−:1.3MB

動物用医薬品等に対する考え方

  • (1)動物用医薬品等は薬事法や飼料安全法に沿って使用されていることが原則です。
  • (2)産直畜産物については組合員と約束した内容で飼育されていることが基本です。
  • (3)組合員にたしかな産直畜産物を届けるために産地での点検活動が重要なとりくみとなります。
  • (4)薬剤耐性菌の問題や肉牛の飼育に用いられる成長促進ホルモンの安全性については慎重に見ていくことが必要と考えます。

とりくみ

(1)仕様内容のチェック

たしかな産直畜産物を組合員に届けるためには、事前の計画が必要です。京都生協では、仕様書に記載されている内容を確認し、記載事項が法的に問題ないことを確認します。

(2)チェックリストに基づく産直畜産物の点検と検査をおこないます。

  • ①産直政策にもとづき、チェックリストに沿った点検を進めます。
  • ②産直畜産物が正しく飼育されていることを科学的に挙証するために、産直政策に沿った残留動物用医薬品等の検査をおこないます。

(3)トレーサビリティシステムの運用についても確認します。

  • ①産直牛肉、産直豚肉、産直鶏肉、産直鶏卵で実施しているトレーサビリティシステムが正しく運用されていることも点検時に確認します。

(4)日本生協連と連携しながら薬剤耐性菌等の情報収集をおこないます。


動物用医薬品等の検査について

畜産物動物用医薬品残留検査って?

人間が予防接種をしたり病気にかかって薬を飲んだりするのと同様に、家畜も動物用医薬品で治療や予防をしています。
(抗生物質や寄生虫駆除剤など)

動物用医薬品は、有効性や安全性を守るため「薬事法」でさまざまな規制がかけられています。(人間の薬と同じ法律です)

動物用医薬品が食肉に残留して人体に影響をおよぼさないようにするために、食品衛生法では、農薬と同じように動物用医薬品の残留基準が定められています。 対象動物に応じた医薬品の用途・用法をきちんと守り、さらに出荷する前には「休薬期間」を設けるなど、トータルで管理することで残留を防ぎます。

京都生協では、産直畜産物の飼養方法を確認する中で、生産者・取引先が動物用医薬品を使用するにあたって正しく管理されていることを確認し、残留検査を行なって科学的に検証しています。

※京都生協では、第三者検査機関にご協力いただき、動物用医薬品の検査を進めています。

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