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京都生協食品添加物自主基準

2013年7月

はじめに

京都生協では、食品添加物について総量削減と「管理添加物」「不使用」品目の不使用のとりくみをすすめてきました。また、使用しなくてもすむものは可能な限り使用しないという考えのもと、合成保存料を使用しないパンの開発や発色剤を使用しないハムの開発など、その当時としては先駆的なとりくみをすすめてきました。1999年、食品添加物についてその安全性評価と取り扱いの基準としてまとめた「食品添加物の手引き(現、京都生協 食品添加物自主基準)」を策定しました。
2003年に食品安全基本法が制定され、リスクアナリシスに基づくしくみが導入されたことで、食品安全行政は大きく前進しました。これは、私たち生協が取り組んだ食品衛生法改正運動により、食品安全を確保する社会システムを求める世論の広がりが背景になっています。私たちがもとめたことにより作り出されたこのしくみを実効あるものにしていくことが重要と考えます。

化学物質に関する基準が変わったよ!−食品添加物編−:1.5MB

食品添加物に対する考え方

(1)食の安全に関わって化学物質を評価する根拠は、科学的な「リスク評価」とします。

科学は日々進歩しているため、時代により科学的知見が変化することがあります。従来、問題視された化学物質でもリスクの程度が非常に低いことがあきらかになることもありますし、逆にこれまで問題ないと考えられていた物質でも新しいリスクが指摘されることもあります。このように科学的知見をふまえたリスク評価が大切と考えます。

(2)国のリスク評価・リスク管理をもとにしつつ、これらをより良くしていくというスタンスでリスク評価・リスク管理をおこないます。

食品安全基本法が制定されて以降、国のリスクアナリシスの体制が整備されました。
食品安全行政の確立は、食品の安全に関するこれまでの生協のとりくみの大きな成果であると考えます。こうした国のしくみや機能が確立された以上、これを積極的に補完し、消費者の立場から意見を出すことで、社会全体の食品の安全・安心づくりに貢献できるようなとりくみを進めていくことが必要です。今後のリスク評価は、「国の再評価が済んでいない食品添加物」「国が新たに評価した化学物質」「生協が過去に評価した物質で見直しが必要な化学物質」「国が評価していない新しいリスク要因が指摘された化学物質」についておこないます。

(3)遺伝毒性発がん物質は、意図して食品に使用しません。

遺伝毒性発がん物質は、その発がんリスクに「閾値」がないとされ、ADIのような許容量を決めることができません。食品添加物にように意図して食品に使用する物質としては、今後も使用しません。

(4)継続してリスク評価をおこないます。

食品添加物の安全性評価は、現時点での毒性学や分析技術等の科学水準に基づいて得られた結論です。現在、安全性に問題があるとする食品添加物、また、安全性に問題はないとする食品添加物ともに、今後も、科学的知見の発展にともなう再評価・見直しを継続しておこないます。

とりくみ

(1)食品添加物の自主基準を設け、商品の取り扱いの判断をおこないます。

①「京都生協 食品添加物自主基準」にもとづき商品の取り扱いをおこないます。京都生協が管理する添加物は「不使用添加物」「使用制限添加物」とします。
②「不使用添加物」を使用した商品の開発はしません。また、一般商品であっても「不使用添加物」を使用した商品は原則取り扱いいたしません。
③食品添加物を管理する範囲は、商品の表示に記載されている内容で管理します。
④「使用制限添加物」を使用した商品を開発または「使用制限添加物」を使用した一般商品を取り扱う場合は、必要性、有用性を確認した上で取り扱いをおこないます。

(2)組合員・職員に対して食品添加物に関する学習をすすめます。

①食品添加物の基礎知識、リスク評価の考え方、「京都生協 食品添加物自主基準」について学習します。
②食品添加物を表示(簡略名や類別名・一括名など)する際の京都生協の考え方についても合わせて学習します。

(3)食品安全行政への提言。

①リスクアナリシスに基づく食品安全行政への参加、監視、情報収集は日本生協連が中心となっておこないますが、京都生協においても、必要に応じてパブリックコメントなどの提言をおこなっていきます。

(4)継続したリスク評価をすすめます。

①食品添加物のリスク評価については、科学的知見にともなう再評価・見直しを継続しておこないます。
②最新の科学的知見に基づく結果を「京都生協 食品添加物自主基準」に反映させます。

食品添加物自主基準

(1)「不使用添加物」12品目

不使用添加物リスト
No. 名称 区分 主な用途
1 臭素酸カリウム 指定 製造用剤(小麦粉処理剤)*
2 食用赤色104号 指定 着色料
3 食用赤色105号 指定 着色料
4 デヒドロ酢酸ナトリウム 指定 保存料
5 パラオキシ安息香酸イソブチル 指定 保存料
6 パラオキシ安息香酸イソプロピル 指定 保存料
7 パラオキシ安息香酸ブチル 指定 保存料
8 パラオキシ安息香酸プロピル 指定 保存料
9 グレープフルーツ種子抽出物 既存 製造用剤
10 骨炭色素 既存 着色料
11 単糖・アミノ酸複合物 既存 酸化防止剤
12 ヘゴ・イチョウ抽出物 既存 酸化防止剤
*加工助剤としても意図的には使用しない。

(2)「使用制限添加物」47品目

使用制限添加物リスト
No. 名称 区分 主な用途
1 安息香酸 指定 保存料
2 安息香酸ナトリウム 指定 保存料
3 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 指定 酸化防止剤
4 イマザリル 指定 防かび剤
5 オルトフェニルフェノール 指定 防かび剤
6 オルトフェニルフェノールナトリウム 指定 防かび剤
7 チアベンダゾール 指定 防かび剤
8 過酸化ベンゾイル 指定 製造用剤(小麦粉処理剤)
9 食用赤色40号 指定 着色料
10 食用赤色40号アルミニウムレーキ 指定 着色料
11 食用黄色4号 指定 着色料
12 食用黄色4号アルミニウムレーキ 指定 着色料
13 食用黄色5号 指定 着色料
14 食用黄色5号アルミニウムレーキ 指定 着色料
15 食用青色2号 指定 着色料
16 食用青色2号アルミニウムレーキ 指定 着色料
17 食用赤色106号 指定 着色料
18 二酸化チタン 指定 着色料
19 ポリソルベート20 指定 乳化剤
20 ポリソルベート60 指定 乳化剤
21 ポリソルベート65 指定 乳化剤
22 ポリソルベート80 指定 乳化剤
23 アルミニウム 既存 着色料
24 植物炭末色素 既存 着色料
25 ラック色素 既存 着色料
26 ログウッド色素 既存 着色料
27 ウェランガム 既存 増粘安定剤
28 エレミ樹脂 既存 増粘安定剤
29 カラギナン 既存 増粘安定剤
30 サイリウムシードガム 既存 増粘安定剤
31 ファーセレラン 既存 増粘安定剤
32 レバン 既存 増粘安定剤
33 カンゾウ抽出物 既存 甘味料
34 カンゾウ末 一般飲食物 甘味料
35 酵素分解カンゾウ 既存 甘味料
36 ブラジルカンゾウ抽出物 既存 甘味料
37 α-グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビア 既存 甘味料
38 ステビア抽出物 既存 甘味料
39 ステビア末 既存 甘味料
40 L-ラムノース 既存 甘味料
41 ブドウ種子抽出物 既存 酸化防止剤
42 グアヤク脂 既存 酸化防止剤
43 酵素分解リンゴ抽出物 既存 酸化防止剤
44 ツヤプリシン(抽出物) 既存 保存料
45 ペクチン分解物 既存 保存料
46 ε-ポリリシン 既存 保存料
47 マスチック 既存 ガムベース

食品添加物の検査について

「食品添加物検査」は何のため?

京都生協コープ商品には、特定の食品添加物を「使用しない」と仕様書・包材に明記して、不使用を約束しているものがあります。
(例えば、ハムの発色剤や漬物の保存料など)

これらの京都生協コープ商品について、不使用と約束した添加物を使わずに製造されているかどうかを確認する必要があります。

そのために工場点検をするとともに、食品添加物の検査を実施して、メーカーさんと京都生協で交わした約束が守られていることを確認しています。

工場点検の様子はこちら 工場点検レポートへGO!

コープきんき事業連合でも・・・

コープきんきでは、使用を制限している添加物の中で、一般的に使用量が多い保存料、発色剤、着色料などの検査を中心に実施しています。また、商品が仕様書どおりか、また添加物が使われている場合、使用基準に適合しているか検査しています。

商品検査センター「コープ・ラボ」


  • 食品から食品添加物を抽出しているところ

  • 食品添加物を測定しているところ

※京都生協では、コープラボなどにご協力いただき、食品添加物の検査を進めています。

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