ブックタイトルbookcopolo1804
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商品ものがたり子どもたちが安心して食べられるおいしさを求めて2134 56農家が集まり1953年に結成。当初は卵の出荷が中心でしたが、徐々に親鶏の食肉加工、食品加工に移行していきました。そして1973年に開発した食肉加工品第1号が、ペンシル型チキンソーセージです。兵庫県の学校給食から依頼を受けて、添加物を使用せず、もちろんおいしさも追求。このチキンソーセージの評判を京都生協が聞きつけ、19 8 2年に取引が始まりました。「京都生協は、私たちのような地方の小さな組織のとりくみに注目してくれました。チキンボールやホワイトハムなど、さまざまなプライベートブランド商品を共同開発しました」と、食品製造部のとくながかずふみ徳永和文部長は当時を思い出しながら話してくれました。京都生協を皮切りに、他生協とも取引が広がっていったそうです。この歴史とノウハウを生かして開発に取り組んだのが「料理用カットベーコン」です。無塩せきの商品を全国流通できるようにするためには、冷凍の技術が不可欠。印南養鶏農業協同組合は当時、日本では珍しい大型連続冷凍装置を持っていたことが日本生協連の目に留まり、商品開発を依頼されました。初めてのベーコン製造に試行錯誤をくり返し、丸1年の開発期間を経て、ようやく組合員の声に応えられる商品ができあがったのです。“無塩せき”を貫くための徹底した衛生管理「料理用カットベーコン」は、印南養鶏農業協同組合の土山事業所で製造されています。原料の豚バラ肉には、脂身が比較的少なく、加工しやすいスペイン産などの輸入肉を使用。まず、冷凍状態で入荷した豚バラ肉を解凍し、骨や毛04コーポロ2018年4月号