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概要

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度摂っており、WHOの目安よりも大幅に低い状況です。そのため、食品安全委員会は「通常の食生活では健康への影響は小さいと考えられる」と結論づけています。一方、飽和脂肪酸は摂り過ぎの人が多いのです。国は食事摂取基準で、1日の総エネルギー量の7%以下とするように目標量を定めていますが、国民の半数が超えています。たとえば、マーガリンをバターに切り換えて健康に良いつもりでも、バターは約50%の飽和脂肪酸を含んでおり、今度は飽和脂肪酸の摂り過ぎです。日本人の食生活では、トランス脂肪酸よりも飽和脂肪酸を強く注意すべきだ、という栄養学者の意見もあり、国はトランス脂肪酸だけに強い規制をかけることはしないのです。国は現在、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸など脂質に関する製品情報を自主的に消費者に公開するようにメーカーに求めています。また、バランスの良い食生活の中で、トランス脂肪酸だけでなくほかの脂質や食塩の摂り過ぎにも注意するよう呼びかけています。■PROFILEまつなが松わ永和き紀さん科学ジャーナリスト。京都大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻)。毎日新聞社に記者として10年間勤めたのち独立。食品の安全性や環境影響などを主な専門領域として、執筆や講演活動などを続けている。「メディア・バイアスあやしい健康情報とニセ科学」(光文社新書)で科学ジャーナリスト賞2008を受賞。新刊は「効かない健康食品危ない自然・天然」(光文社新書)京都生協検査・点検報告残留放射性物質の検査の詳しい内容を京都生協ホームページで公開中!工場点検レポート京都生協コープ商品「ミニカップ納豆」「ふる里納豆」「徳用納豆」を製造している(株)牛若納豆を点検しました。原料大豆には「ミニカップ納豆」は北海道産、「ふる里納豆」は滋賀県産、「徳用納豆」は国産大豆を使用しており、記録などで間違いないことを確認しました。その他、衛生管理、異物混入対策などにも問題ないことを確認しました。〈4月度検査結果〉農産物残留農薬検査米の残留カドミウム検査卵質検査鶏卵サルモネラ検査微生物検査店舗調理商品商品その他京都協同食品プロダクト㈱商品残留放射性物質検査4検体2検体898検体12検体79件32件60件6件0件2017年11月より新しい加工場での生産となりました。衛生管理、異物混入対策、洗浄や清掃の手順などがさらに整いました。金属の混入や、重量不足などを検査する装置です。京都生協の点検項目・検査基準に照らし安全に供給できることを確認しました。コーポロ2018年7月号09