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商品ものがたり若き農家が目指すのはヴィレッジトラストつくだ農園21341.なすの葉の上にちょこんと姿を見せたテントウムシは、害虫アブラムシを食べる働き者2.太陽の光をたくさん浴びて、真っ赤に色づいたトマト3.ヴィレッジトラストつくだ農園・代表の渡辺さんはとても研究熱心4.つくだ農園の野菜に付けられる有機JASマーク。有機野菜とは、種まきまたは植え付けの時点からさかのぼり2年以上(多年生作物にあっては、最初の収穫前3年以上)、農薬や化学肥料を使用しない田畑で栽培された野菜のことをいいます京都市左京区大原の美しい自然に囲まれた「ヴィレッジトラストつくだ農園」。きゅうり、なすなどの一般的な野菜から、万願たかがみね寺とうがらしや鷹峯とうがらし、えび芋などの京野菜まで、多品種を有機JAS認証取得の圃場で育ててわたなべゆうといます。農場を経営する渡辺雄人代表は、食農政策士として大学の「有機農業研究」の講師と農家を兼任しています。大学時代に授業の一環で実験的に始めた野菜づくりがきっかけで、当時は肥料を買うお金も、農業知識もなかったのだそう。そんななか、大原の養鶏場の鶏ふんを肥料にすることを思いつきました。また、渡辺さんは「大学の食育プログラムで小学生と一緒に畑をつく業はこれに尽きます」と、渡辺さんるため、子どもが触れるものに農薬は言います。は使いたくなかった」とも語ります。つくだ農園では虫や、人も育ち渡辺さんが本格的に農家を目指ます。害虫を食べるテントウムシしたのは2008年のこと。師匠と仰やカエルは有機農法には欠かせなぐ有機J A S農家に出会い、目指すい存在。また、「有機農業研究」のべき姿が見えたと言います。塾生や子どもたちが田畑で成長し現在使用している主な肥料は、ていくのを見るのも楽しみの一つ鶏ふんや油かす、魚かす、樹皮を発だと言います。「つくだ農園の『佃』酵させた堆肥、米ぬか、有機きのこの字のように、人と田が手を取りの廃菌床、灰など。それぞれの肥合って共存することこそ、僕が目料の特長を把握して、ベストなタイ指す農業の姿です」と、渡辺さん。ミングで野菜に与えます。“今年は去年より良いものを”渡渡辺さんが最も大切にしている辺さんは、今年も安心でおいしいのは、野菜を「観る」ことです。「自有機野菜づくりのために、試行錯分の目で観た正しい情報を、いか誤を重ねます。に野菜に返していけるか。有機農04コーポロ2018年8月号