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商品ものがたり産直さくら卵とこだわりメーカーの夢のコラボ2134 56お手頃価格で専門店の味を万寿やと京都生協は取引開始以来、さまざまなオリジナル商品を共同開発していきました。そのブームのなか、1981年にさくら卵をふんだんに使い、材料にこだわった初代「桜カステラ」が誕生。「組合員との試作を繰り返し、あちこちで試食会を開催しました。開発にはかなりの人数の組合員さんが関わられたと聞いています」と、営業部の中村主任は語ります。さくらカステラは膨脹剤などをいっさい使用せず、卵の力のみで生地をふんわりと膨らませ焼き上げるのが特徴。「桜カステラを開発した当時、安価なカステラには膨脹剤が使われていることもしばしばあったようです。私たちは和菓子メーカーのプライドにかけて、材料も製法も専門店と同じレベルを目指してきました」と、開発担当の矢土主任は強い眼差しで語ります。その志は今も変わらず、開発当時からの製法を守り続け、材料からこだわった安全安心でおいしいカステラを作り続けています。シンプル、ゆえに卵が命さくらカステラの材料はいたってシンプル。卵、砂糖、小麦粉、水あめの4つのみです。そのうち、卵は生地全体の約35%を占め、8切入りのカステラ1本分に卵約2.3個が入っている計算になります。「さくら卵は味わい深くコクがあり、臭みがない」と、矢土さんも太鼓判。生地のでき具合を左右するのもやはり卵だと言います。「卵は生もの。大きさ、白身と黄身の比率も少しずつ異なるので、04コーポロ2018年9月号