ブックタイトルbookcopolo1809

概要

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妊娠を考えるなら葉酸をただし、ビタミンの一種である葉酸は、時期によってはサプリメントとしても積極的に摂りたい栄養素です。葉酸は、レバーやうなぎ、ほうれんそうなどに多く含まれ、日本人の多くは摂取推奨量（240μg程度、年齢などによって少し異なる）を摂っています。しかし、妊娠１カ月前から妊娠3カ月ぐらいまでは400μgを摂ったほうが望ましい、とされています。この時期に葉酸が不足していると、胎児の神経系に異常が起き、先天性の疾患につながりやすいためです。普通の食事でこれだけの量を摂るのは容易ではないので、国立医薬基盤・健康・栄養研究所でも、国が規格を設け葉酸が添加してある「栄養機能食品」、葉酸添加を表示した加工食品、サプリメントの順に利用を勧めています。妊娠が分かってから摂るのでは遅く、妊娠の準備をする段階から積極的に摂ってください。■PROFILEまつなが松わ永和き紀さん科学ジャーナリスト。京都大学大学院農学研究科修士課程修了（農芸化学専攻）。毎日新聞社に記者として10年間勤めたのち独立。食品の安全性や環境影響などを主な専門領域として、執筆や講演活動などを続けている。「メディア・バイアスあやしい健康情報とニセ科学」（光文社新書）で科学ジャーナリスト賞2008を受賞。新刊は「効かない健康食品危ない自然・天然」（光文社新書）京都生協検査・点検報告残留放射性物質の検査の詳しい内容を京都生協ホームページで公開中！工場点検レポート「金時豆」「野菜豆」「昆布豆」「丹波黒豆」を製造している広島県の（株）ヒロツクの工場を点検しました。製造工程において仕様書通り適正に運用・管理されていること、原材料保管庫や記録・証明書などから、限定事項である北海道産大正金時・国産大豆・北海道産昆布・京都府産丹波黒豆を使用していることを確認しました。製造現場は衛生的に保たれており、異物混入対策などにも問題ありませんでした。〈6月度検査結果〉農産物残留農薬検査米の残留カドミウム検査卵質検査鶏卵サルモネラ検査微生物検査店舗調理商品商品その他京都協同食品プロダクト㈱商品残留放射性物質検査6検体3検体935検体7検体118件25件66件6件0件毛髪ローラー掛けの手順書が鏡の横に掲示されており、10秒ずつローラー掛けする手順が分かりやすく表示されていました。整理・整頓された衛生的な製造現場でした。異物混入対策なども問題ありません。京都生協の点検項目・検査基準に照らし安全に供給できることを確認しました。コーポロ2018年9月号09