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概要

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そのほかにも、β-カロテンや塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維も含まれています。「トマトが体にいいのは分かるけれど、独特の青臭さが苦手で…」という人も、加工用トマトは完熟収穫のため比較的においが気にならず、生食が苦手な人にもおすすめ。また、無塩なので料理に加えて、手軽に摂ることができます。搾ったまんまを缶入りにのうちに缶に充てんしていきます。完熟のトマトを新鮮な状態のまま搾り、素早くジュースにしています。「コープきんき共同開発信州産ストレートトマトジュース」は、1本あたりおよそ2~3個分のトマトを使用しています。「搾汁後に水分を調整したり味の調整を行なうことはありません。トマトの入荷時に糖度を計測し、糖度の微妙に異なるトマトをコンテナ毎にうまく組み合わせて、味にバラつきが出ないようにしています」と井端さん。本当に搾ったそのままの味が楽しめるのです。に指導を行なうほかに、当社の社員と生産者が直接、栽培について話し合ったり交流する機会を設けています」と、井端さんは力強く語ります。「この夏の猛暑をはじめ、近年の異常気象は農産物にとって大きな打撃です。その上、高齢化や後継者不足といった心配も増えていて、産地を取り巻く状況は厳しいものがあります。それでも、おいしいトマトジュースを待っている組合員さんのために、一生懸命にトマトを作ってくれています」と井端さん。暑い盛りに生産者が一つひとつ手作業で収穫したトマトは、農協の集荷場を通じて同社の工場へ。入荷時に、傷んでいるものや実が割れているものを除き、洗浄します。その後搾汁し、官能検査で色やにおい、味といったポイントをチェック。高温殺菌を経て、その日生産者の努力が見事に結実「トマトだけで作っているので、原料のトマトの出来は非常に重要です。植え付けや収穫時期、栽培方法など農協を通じて契約農家小さな缶には、太陽の恵みと一緒に、生産者をはじめとしたトマトジュース製造に携わる人たちの思いもギュッと詰まっています。今年の穫れたての味を、ぜひご家族でお試しください。1.原料のトマトは、専用の赤いコンテナで収穫し出荷。他の産地と混ざらないよう、コンテナ毎に管理しています2.原料となる加工用トマトの栽培地。遠くに信州の山々の姿が見え、広々として日当りのよい環境です3.トマトを洗浄し、選別。ベテラン社員の目が光ります4.搾りたてのトマトジュースをすぐさま缶に充てんし、おいしさを閉じ込めます5.生産者とゴールドパックで行なう「目揃い会」で、栽培方法などを直接話し合い、確認しています6.トマトジュースの官能検査訓練のようす。官能検査員の社内認定を受けた“味覚のプロ”が、味のバラつきがないかをチェックします生食に比べ、トマトの栄養素が摂取しやすいと言われるのがトマトジュース。冷やして飲むだけでなく、毎日の料理に活用するのもおすすめです。トマトジュースが苦手な方におすすめ!加えてもおいしい♪カレー、パスタのソースなどにトマトジュースを加えて調理すれば、グルタミン酸効果でうま味がアップ。リコピンやβ-カロテンは、加熱しても壊れにくいのもうれしいですね。混ぜてもおいしい♪めんつゆと割って麺類のつけダレに。みじん切りのたまねぎやきゅうり、塩、オリーブオイル、酢と合わせればガスパチョ風のスープにもなります。インスタントのわかめスープと混ぜるとGoodコーポロ2018年10月号05