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概要

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?食の安全・安心に関する最新の情報を、科学ジャーナリストの松永和紀さんに分かりやすく解説していただきます。Q.白い食べ物は体に悪い??A.色では良し悪しは分かりません白砂糖、牛乳、小麦粉…。白い食べ物は体に悪い、という説があります。でも一つひとつ見ていくと、そんな単純な法則は当てはまりません。砂糖は、不純物が取り除かれ無色透明に白砂糖やグラニュー糖は漂白されている、と思っていませんか?真っ白なのは、サトウキビやテンサイを絞った汁から不純物が極力取り除かれ、糖が無色透明の結晶になっているため。結晶が集まり光を乱反射して白く見えています。製造する際にカルシウムの化合物や活性炭などの食品添加物を使いますが、不純物を結合させたり吸着させた後に取り除くので、砂糖には残りません。三温糖は、白砂糖やグラニュー糖を作った後の糖液を再び煮詰めたもの。糖分が少し焦げてカラメルになり茶色に見えます。煮詰めてあるためミネラル分も少し多いのですが、0.25%程度です。つまり、三温糖を100g食べてもミネラルを0.25gしか摂れません。黒砂糖は、サトウキビの汁を煮詰めたものなので、白砂糖や三温糖に比べれば水分やタンパク質、ミネラル分などを多く含みます。しかし、これもわずかな量で、供給源にはなりません。ミネラルの摂取を期待するのであれば、普通に野菜や肉などを食べる方をお勧めします。牛乳は、タンパク質や脂質が分散し光を乱反射牛乳の白さは、タンパク質や脂質が非常に細かい粒になり水分中に分散して存在するからです。光を受けると乱反射して白く見えます。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロ、下痢になる人が10コーポロ2019年2月号