ブックタイトルbookcopolo1907
- ページ
- 4/16
このページは bookcopolo1907 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは bookcopolo1907 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
bookcopolo1907
商品ものがたり組合員の声が、商品開発の原動力2134 56も今ほど簡単に手に入る時代ではありません。苦労の末、日本でまだ3台しか導入されていなかったバラ凍結が可能な機械の情報を入手し、すぐさま導入している工場へ視察に向かいました。バラ凍結に関するさまざまな技術や知識、設備をとりいれ、バラ凍結ミンチの開発を進め、さらに袋の口が開閉しやすいチャックシールを導入。こちらも当時はまだめずらしいものでした。こうして1992年、使いたいときに使いたい分だけ使える、便利なバラ凍結ミンチが完成。専務取締てらさかたかし役の寺坂隆志さんは、当時に思いを馳せながら「すべてが初めてのことだらけの開発で、先人たちはよく思い切ったなと思います。組合員の熱い声があったからこそ、開発に踏み切れたんでしょうね。今やバラ凍結ミンチはウチの看板商品。組合員の声に耳を傾けることの大切さを改めて感じます」と話します。おいしさと安全・安心、両方大事にしたいからバラ凍結ミンチの製造は原料肉の仕入れ、加工から包装まで一貫生産です。特殊な温度設定の解凍庫で鮮度を保ったまま冷凍肉を半解凍にし、何度か加工機械を変えながら、どんどん肉を細かくカットしていきます。牛肉と豚肉の比率は、パッケージにも大きく書かれた牛6:豚4。全体に対する脂肪の比率はおよそ20%程度です。04コーポロ2019年7月号