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▲7月の取材時は、枝に青柿がたわわに。晩夏~秋頃には摘葉、摘果を行い、真っ赤に色づくのをゆっくり待ちます長い日照時間で甘みをたっぷり蓄えて秋の果物といえば柿。これからますますおいしくなる時期ですね。コープのお店の店頭に「平山さんのたねなし柿」(以下、産直たねなし柿)が並ぶと、深まる秋を感じます。「産直たねなし柿」は、和歌山県いとの北東部、伊都郡かつらぎ町の山間に位置する平山農園で生産されひらやまただおています。3代目の平山忠央さんをかずお中心に、平山さんの父親・和男さきよみんと平山さんの奥様・喜要巳さんの3人で切り盛りする家族経営の果樹農園です。ほかにも早生の刀根柿や甘柿の富有柿、春にはウメ、初夏にはプラム(メスレー)も栽培。農園の広さは2ha以上あり、その半分を占める広さで柿を栽培しているため、9月下旬から11月中旬は特に大忙しです。ちなみに、和歌山県は柿の生産量日本一。柿以外にも、みかんやレモンなど果物の産地として知られています。平山農園のあるかつらぎ町は、北に和泉山脈、南に紀伊山地を仰ぎ、町の中心部を紀の川が東西に流れ、和歌山県の中でも四季折々の果物の栽培が盛んな土地柄です。平山さんは、「農園があるのは山の中ですが、南向きの傾斜地で水はけが良く、朝も夕方も日差しがよく入ります。これが柿の栽培にはうってつけ。同じ和歌山の柿でも、私たちの地域で採れる柿が一番おいしいと自負しています」と話します。コーポロ2019年10月号03