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商品ものがたり食と農と組合員をつなぐ、こだわりのさくらこめたまごさくらこめたまご宅配毎週企画(10個入り)店舗にて取り扱い(6個入り)▲さくらこめたまごを産み出す、純国産鶏の「さくら」。休耕田などで生産される飼料米を配合した餌を食べて育ちますプリッと盛り上がった黄身、コクとまろやかさが人気の「さくら卵」。同じく「さくら卵」シリーズに、「さくらこめたまご」があるのをご存知でしょうか?「さくらこめたまご」は、京都で育った純国産鶏「さくら」が、京都府産の飼料米を食べ、京都で産んだたまごです。この取り組みは2009年、農業と農村の再生と食料自給率の向上、地産地消を進めるためにスタートしました。餌に配合されている飼料米は、生産量の調整のため、食用米の作付けを行っていない京都府内の休耕田で育てられています。組合員が「さくらこめたまご」を1個利用すると、1円の応援金がたまごと飼料米の生産者に寄付される仕組み。昨年度(2017年11月~2018年10月)は1年間で約379万円の応援金が集まり、飼料米の配送保管費などに活用されました。「さくらこめたまご」を生産する生産者のうちの1つが、京都府京丹波町にある「有限会社みずほファーム」です。京都生協とは約30年前に取引をスタートしました。当初は白卵の取り扱いのみでしたが、現在は産直たまごを取引しており、長いお付き合いです。代表取くわやまなおき締役の桑山直希さんは、2012年にみずほファームに入社。「さくらこめたまごは、京都の食と農、そして組合員をつなぐ役割でもあります」と話します。みずほファームで飼育している15万羽のうち、「さくらこめたまご」を産む鶏は約2万羽です。年間を通して28℃に保たれた鶏舎は3日に一度しっかり清掃し、鶏の健康状態をこまめにチェックしています。前職は食品工場に約20年勤めていた桑山さん。養鶏は初めてのことだらけで、苦労の連続だったと言います。「まず、清掃や管理が行き届いていないことに驚きました。でも従業員は『養鶏場はこれが当たり前』と言う。意識改革が必要だと思いました」と、桑山さん。まずは自分が先頭に立って掃除を実践し、従業員にも清潔にすることの大切さを根気よく伝えていきました。あわせて、食品工場で培ったノウハウを生かし、コンピューターによる鶏の育成状況のデータ管理システムを積極的に活用しています。これは、鶏が大きくなり過ぎると産むたまごも大きくなり、殻が割れやすくなって流通に向かないため。流通に適した1個につき64gの大きさのたまごを目安にしています。08コーポロ2019年11月号