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概要

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被災地の今3.11を忘れない―まち・住まい・コミュニティ―「仮設住宅にいた頃の方が良かった」。地域住民が集う「ふるさとサロン」で根本さと子さん(広野町社会福祉協議会、以下社協)は、参加者がつぶやくのを耳にしました。広野町の避難指示が解除になり、町民が徐々に戻ってき始めた頃のことです。「自分は戻ってきても隣の家はまだ戻ってこない。お茶飲みする場も近くにない。仮設住宅なら集会所がすぐそばにあった。だから仮設住宅の方が良かった、ということなのです」と根本さんは住民の複雑な胸のうちを語ります。ふるさとサロンは「帰ってきて良かったと思えるコミュニティづくり」を目標に、社協が月1回開催しているイベントです。参加者の多くは高齢者で、陶芸や園芸、畑づくりなど多彩なプログラムがあるのが特徴です。社協のスタッフが運転するバスで、桜や紅葉を見に行くこともあります。サロンの回を重ねることで、仮設住宅を懐かしむ声は次第に減り、「ここに来て友達に会えるのがうれしい」「戻ってきて良かった」という声が増えました。一方、同社協の佐野光男さんは「高齢世帯だけ町に戻り、子ども世帯は避難先に留まったままの家が多い」と、避難を機に家族の形が変わったことを指摘します。高齢者の中には避難先のいわき市でかかった病院に今も通院している人がいます。「だが自分で車を運転して行ける人は少ない。昔なら同居していた家族の誰かが送ってくれたが、今はそれができない」(佐野さん)などの問題も出ています。町内には新しいオフィスビルやスーパーができていますが、病院や交通網など生活インフラの整備はまだこれからです。「復興しているという実感は薄い」と根本さんが言うように、町が今よりずっと住みやすくなるにはさらに時間がかかるのでしょう。福島県広野町/広野町社会福祉協議会「帰ってきて良かったと思えるコミュニティづくり」▲広野町社会福祉協議会生活支援相談員の根本さと子さんと佐野光男さん。「社協主催のふるさとサロン、生きがい事業や住民が主体的に開催している地区の集いなど、さまざまな交流の場があるので多くの人に参加してほしい」と話します。▲JR常磐線広野駅前には新しくオフィスビルやホテルが建ち、再開発が進みます。「帰ってきて良かったと思えるコミュニティ」を住民自身の手で築いていくのも、これからです。「私たちがいなくても活動できるよう、担い手を育てていければと思っています」。今はその助走期間。導きながら、支えながらの取り組みが今日も続いています。京都環境フェスティバル2019環境と府民のくらし~くらしの中で環境にやさしい取り組みを選択しませんか~開催日1 2月7日(土)・8日(日)10:00~16:00会場京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)主な内容「環境展示・体験型ブース」環境について学び考えることができる内容の展示・体験ブースです。「地産地消・エコグルメブース」地域特産の野菜、材料を無駄なく使った加工品の販売、地域の特産品を使ったエコグルメなどが出展します。主催京都環境フェスティバル実行委員会京都生協は、京都府生協連のブースで、京都生協のエシカル消費などの展示を行います。ぜひお立ち寄りください。環境の取り組み9月度10月度各施設の太陽光発電ペットボトルキャップの回収量541,800個売却益は、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンに寄付され、病気の子どもとその家族が利用できる滞在施設の建設費と運営費に充てられます。マイバッグ持参率93.1%推定でレジ袋102万枚(原油換算でドラム缶51本分)の削減となりました。これにより削減できたCO?量は、43t-CO?です。*リサイクルデータ(9月度)*洛北支部217,748kWh洛中支部296,137kWhコープ下鴨195,059kWhコープ城陽297,473kWhコープきぬがさ種別回収先回収量(回収率)削減CO?牛乳パックお店宅配10.4t(48.4%)9.3t‐CO?トレーお店1.7t(72.4%)8.4t‐CO?PETボトルお店11.0t(217.2%)35.9t‐CO?卵パックお店宅配1.7t(41.2%)6.5t‐CO?カタログ類宅配400.2t(91.0%)※トレーとPETボトル・ボトルキャップはお店のみ、カタログ類は宅配のみの回収となります。発電量(設置以降の累計kWh)59,771kWhコーポロ2019年12月号11