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概要

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商品ものがたり想いをつなげて「たべる人がつくる人、つくる人がたべる人」2134 56気で望むものを、自分たちで作りたい。食品工場は、『たべる人がつくる人、つくる人がたべる人』という理念のもとに起ち上げられ、その想いを私たちはずっと継承しています」と語るのは、同工場企画管理みたまさと部の三田雅人さん。こばやしあきよし副工場長の小林彰良さんによると「当時は、市場には粗悪なもち米で製造されたもちも多く出回っていたようです。家族が集まる年始には、本当においしいもちを食べてほしい。組合員からも、『おいしいおもちが食べたい』という声が上がっていたのだと思います」とのこと。組合員とコープこうべの想いがつながって、良質なもち米を使用した、出来たてのこもちを提供したのが1925年。太平洋戦争中は中断を余儀なくされましたが、戦後しばらくしてもち作りは復活。今や「神戸の冬の風物詩」といわれるまでになりました。神戸から近畿へ広がる「こもち」ファン六甲アイランド食品工場が完成した1988年、「もっちりこもち」もこの工場で製造されることになりました。7階建ての建物で、コープこうべ独自ブランド「c o o p’s」の商品約2,000アイテムのうち、パンやとうふ、こんにゃく、納豆、和菓子など約300種類の製造を担う一大拠点です。コープこうべと京都生協との取り引きが始まったのは1995年、近畿を中心に19生協で商品の共同開発や共同仕入れなどを実施した04コーポロ2019年12月号