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概要

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231分を抜いています2.大根にゆずを投入。ゆずの香りがほんのり広がります3.水尾のゆず。全て手作業で皮むき、み出す丸漬の要4爽やかな味わいで愛され続けて30年以上食卓のお供に欠かせない漬物のひとつ、「ゆず大根」。ポリポリとした心地よい食感と、ゆずの爽やかな香りが箸休めになるとあり、一年を通して人気の商品です。「ゆず大根」を手掛けているのは、京都市内に本社がある漬物メーカー「株式会社丸漬」です。滋賀県東近江市にある工場で「刻み壬生菜」などを製造しています。ゆず大根」のほか、「京都生協とのおつきあいは、1968年にオープンした店舗(現・コープ下鴨)との取り引きからです。なかえきよひこ1978年から丸漬に勤める工場長の中江清彦さんは、「入社してからしばらくは、2種類のお漬物だけを作っていました。1980年代の初めごろから京都生協さんがお漬物の開発に力を入れはじめたのに合わせて、当社でも新たな商品を考えはじめました」と、話します。「ゆず大根」が登場したのは1982年。当時の生協担当者とともに「あっさりしていて、毎日食べられるお漬物を」と、開発が進められました。組合員が参加する試食会を何度も開催し、漬物のある食文化に日々触れている京都の組合員から「おいしい」とお墨付きをいただき、現在まで30年以上、製法を変えずに作り続けられています。京都での出会いから学んだ漬物作りのノウハウおもし丸漬が製造で最もこだわっているのが「重石」です。「最近の浅漬けは重石をせず、切った野菜を塩水に浸す『浮かし漬け』という方法で作られたものが多いのですが、私たちは昔ながらの『手塩』にて漬け込みを行い、しっかりと重石をする京漬物の伝統製法を守っていまはしもとやすみちす」と話すのは、営業部課長の橋本泰道さん。浮かし漬けの方がコストを抑えてたくさん作れるのですが、重コーポロ2020年3月号03