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概要

bookcopolo2004

商品ものがたり「おいしいバナナを届けたい」人と人をつなぐ物語2134 56人と地域と環境を守る農園産地のエクアドルは、赤道直下にある南米の国。赤道を挟んで南北緯度30°内に分布するバナナの主要生産地域、通称「バナナベルト」に位置しています。バナナの生産量は世界5位、輸出量は世界1位。南極から流れ込む寒流により昼夜の寒暖差は10℃前後。昼間、光合成によって得た栄養が寒暖差によりでんぷん質として実に蓄えられます。このでんぷん質が、コクと甘みののった味のもとになります。エクアドルの人たちは生食だけでなく、焼いたり揚げたり、スープにしたりとさまざまな食べ方に親しみ、バナナのことを愛してやみません。たなべまさひろ1991年に日本人の田邊正裕さんがエクアドルで開拓したバナナ農園「田辺農園」は、自然の地形をそのまま生かし、可能な限り自然に近い環境を保ちながら独自の自然循環型農法を実践する評判の農園です。「田辺農園バナナ」はコープでもおなじみの商品となっています。その田辺農園のノウハウを学んだ園主が手掛ける「セドラレス農園」が、「コープのエクアドル産バナナ」を生産する園地です。バナナは1年中収穫することができる多年性植物。栽培から収穫、加工までを現地雇用の148人の社員が日々行っています。また、セドラレス農園では、農薬や除草剤の使用量を低減する取り04コーポロ2020年4月号