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概要

bookcopolo2006

▲10月末?11月上旬のらっきょう畑。らっきょうの花が咲きほこる光景は「砂丘のラベンダー」と称されているそうこだわり素材のらっきょう漬けを作りたい色白の粒ぞろい、シャキシャキと歯切れが良く、さっぱりした味わいの「鳥取産砂丘らっきょう甘酢漬」は、およそ40年近くの歴史を持つロングセラー商品です。薬味や箸休めとして、控えめな存在ながら確固たる地位を築いてきました。「らっきょうの甘酢漬けが関西で食されるようになったのは、カレーライスの付け合わせとして中国製の甘味の強い商品が出回った影響が大きいと思います」と話すのは、京都市の漬物メーカー「株式会社まるつけはしもとやすみち丸漬」の橋本泰道さん。京都生協と丸漬は、1968年にオープンした第1号の店舗(現コープ下鴨)での取引からお付き合いが続いています。19 8 2年ごろ、京都生協の当時のバイヤーから丸漬の担当者に「オリジナル商品のらっきょう甘酢漬けを作りたい」と申し入れたのが商品開発のきっかけでした。丸漬の当時の担当者は、現社長の加勢かつみ克己さん。「食品添加物が社会問題になっていた時代ですから、食の安全・安心を求める組合員の思いはとても強かったことでしょう」と、橋本さんは当時の状況を思い浮かべます。安全・安心な商品開かせコーポロ2020年6月号03