ブックタイトルbookcopolo2009
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▲大自然の中で、ゆったりと牧草を食べすこやかに育つ子牛たち。高地の冷涼な気候ときれいな水もおいしい牛乳づくりを支える要素の一つ組合員と生産者それぞれの願いが実を結んで「子どものころからずっとコレ!たまに切らしてしまって、他のメーカーの牛乳を買ったら家族から『味が違う』とすぐに言われてしまうんです」という組合員もいる、世代を超えて愛される「せいきょう牛乳」。ほのかな甘さと濃厚な味わいで人気の一品です。京都生協の産直第1号商品として1970年に誕生し、産地の鳥取と組合員の暮らす京都のつながりは、今年で丸50年になりました。京都生協では1964年の創立間もない頃、大手メーカーの牛乳の早朝宅配を行っていました。当時は栄養剤や脱脂粉乳を使った加工乳が主流。メーカーからの度重なる値上げ要請が続く中、ヤシ油を混入した牛乳が社会問題となり、全国の消費者は不安を募らせていました。一方で、大手メーカーによる生乳の買いたたきに苦しんでいた産地の酪農家たち。鳥取の大山乳業農業協同組合(以下、大山乳業)は、苦境を打破するため、1946年に自らの手で生乳の処理工場を起ち上げ、生産した生乳を自らの工場で加工して販売する一貫体制を構築してきました。そうした中で、「混ぜ物のない牛乳が飲みたい」という組コーポロ2020年9月号03