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概要

bookcopolo2009

商品ものがたり産直商品第1号として50年確かな品質と適切な価格で組合員へ2134 56合員の願いと「本物の牛乳を届けたい」という酪農家の願いが実を結び、「せいきょう牛乳」が誕生。瞬く間に評判を呼び、その後の共同購入班が広がる礎となったのでした。おいしさの秘密は全国トップクラスの「乳質の良さ」大山乳業は、全国でも珍しい酪農専門の協同組合。鳥取県内の全ての酪農家が組合に加入し、生乳の生産から販売までを一貫体制で行っています。生乳を出荷する酪農家は111戸(7月1日現在)で、乳牛飼養頭数は10,240頭(4月現在)。地元のみならず、全国にファンを広げている「白バラ」ブランドは、大山乳業のブランド名です。大山乳業の牛乳のおいしさの秘密は、なんと言っても「乳質=生乳の品質の良さ」。紙パックに表記されている成分表の乳脂肪率や無脂※1乳固形分率もその一つですが、実はここには書かれていない「体細胞数」と「細菌数」も、良い乳質の大事な目安となります。「体細胞数」とは、新陳代謝で役割を終えた細胞や、ケガや病気を治そうとした白血球などの細胞のこと。自然なもので害はありませんが、生乳内に多く含まれていると旨みや甘みを打ち消してしまいます。また「細菌数」は、生乳の中で生きているさまざまな菌の数のことで、少ないほど「鮮度が良い」とされています。つまり、体細胞数や細菌数は牛の健康、ひいてはおいしさのバロメーターといえるので、酪農家はその数を増やさないために徹底した衛生管理を行っています。努力のかいあって、大山乳業の生乳は体細胞数15.1万個/ml※2、細菌数0.9万個/ml※3(2 0 1 9年)。全国でもトップクラスの良質乳といえる成績を、長年にわたって維持し続けています。04コーポロ2020年9月号