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概要

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2 3自由こそが、鶏への愛情。145 671.卵は産卵場所から外側の受け皿に転がり出ます2.鶏舎のあちこちで、思い思いに砂浴びをしています3.自然豊かな環境ゆえ、イノシシやネズミ、イタチ、タヌキなどの動物を侵入させない対策が必須4.産卵場所は、暗いほど鶏たちに人気。小屋根の上も格好の遊び場5.吉岡鶏園は見晴らしの良い山の上にあります6.歩き回るだけでなく、飛び上がってロープにつかまっている鶏も7.卵を集める吉岡さん。「産卵のタイミングも鶏次第で、ピークは10?11時ごろ」産卵場所以外の卵は、いつ産み落としたものなのかはっきり分からないので衛生面でも管理できず、商品にできないからです。そこで、飼育場の片隅に囲いを設けて、鶏たちが卵を産みたくなる場所を演出。外敵から卵を守るため暗い場所に隠す、鶏の習性を利用した作戦です。鶏たちが飼育環境に慣れ、無事に卵が産めるようになるまで辛抱強く待ち続けます。「もっと上手に教えてあげられたらいいのですが…」とつぶやく吉岡さん。1日4回、採卵に回ります。鶏舎の風通しや日当たりを考え、「遊ぶのが大好き」という鶏たちの様子に細かく目を配る日に休みはありません。「私ができることは、鶏たちが健康的にストレスなく過ごすための環境整備」と、吉岡さんは言います。平飼いの鶏はたくさん動き回る分、たくさん食べてしかもグルメ。とうもろこしを中心に大豆やなたね、米ぬかの油かす、魚粉などをバランス良く配合した飼料に、牡蠣殻をブレンドして与えています。鼻の利くイノシシが餌目当てで鶏舎に侵入することもあるので、害虫・害獣駆除は念入りです。「苦労はありますが、平飼いは『もみじ』という品種がおいしい卵を産卵するために最適な方法だと思います」と力強く話してくれました。吉岡鶏園の卵は産卵後の翌々日には店頭へ、宅配では3日後に組合員のもとに配達されます。愛情いっぱいに飼育された健康な鶏たちが産んだ卵は、新鮮で風味がよく「白身も黄身もおいしい」と絶賛される一級品。ぜひ味わってみてください。吉岡さん&「もみじ」のおすすめたまごかけごはん常温TKG1卵を冷蔵庫から出して常温に戻す2炊きたてご飯に割って召し上がれ!鶏園の代表を務めるようになってからは、鶏たちの健康状態などが常に気になって、純粋に卵のおいしさを堪能できないのが悩みです…。「もみじ」です。吉岡さんに愛情いっぱいに育ててもらって産んだ自慢の卵をどうぞ!コーポロ2021年1月号07