ブックタイトルbookcopolo2103
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▲ふわふわの卵がたっぷり入ったスープの表面を、ヘラとスプーン状の道具を使って人の手で丁寧にならしますおいしさそのまま、「フリーズドライ」を選んだ先見の明お湯を注げばたちまち開く、ふんわりとした卵の花。和・洋・中どんな料理にもマッチするチキンベースの優しい味わいで、全国の組合員から愛され続けている「たまごスープ」。コープ商品誕生60周年を記念して昨年開催された「コープ商品総選挙」でも、堂々の全国1位を獲得。今やコープを代表する商品の一つですが、その誕生にはさまざまな苦労と努力がありました。たまごスープを製造するのは、青森県八戸市にある八戸東洋株式会社。「マルちゃん」ブランドの東洋水産株式会社のグループ会社として、主にフリーズドライ製品の加工を行っています。フリーズドライは素材を急速冷凍させて真空乾燥することで、食材の風味や食感、香り、栄養成分を活かすことができる技術。この生産ラインを備えたFD工場ができた1990年代初め、八戸東洋はいくつかのフリーズドライスープの試作品の中から、卵スープがひときわおいしいことに着目しました。しかし、当時は粉末や顆粒のスープが主流で、比較的高価なフリーズドライスープは一般の小売店のバイヤーには見向きもされない存在でした。そんな中、その品質の高さに唯一目を付けたのが日本生協連です。さっそく商品開発に向けて試行錯誤の日々が始まりました。コーポロ2021年3月号03