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▲ストレスの少ない環境で大切に育てられたヒナ。引き締まった身体とふわふわの羽が自慢ですこたわりの無薬飼育が生んたコクと旨みています。その飼育・生産方法は生産者の「より安全でおいしい鶏肉を届けたい」という情熱から生まれました。マルイの鶴長さんは開発当時の話を「価格の安い輸入鶏肉に押されて養鶏を辞める者も多かったと聞いています。私たちの鶏肉の価値とは何か、を問う日々だったそうです」と語ります。「消費者の願いに応えたおいしい鶏肉」をマルイの新たな価値とすべく、「無薬飼育」への挑戦がスタートしたのです。全てが手探り状態の中、一つひとつデータを取り、試行錯誤を繰り返し、通常は出荷前7日間と定められている休薬期間を10日間、14日間…と徐々に伸ばしていきました。そして開発から約4年後の1997年10月、ついに全飼育期間において抗菌剤・抗生物質を与えない無薬飼育に成功しました。※法律で定められている「ヒナの段階でのワクチン接種」は実施していますわが子のように、愛情と手間ひまかけて。「南国元気鶏」誕生から24年、変わらずこだわりの鶏肉をお届けできる秘密は、マルイならではの生育方法にあります。最も重視しているのは、ヒナの健康管理です。ヒナに与える飼料は100%自社グループ製造で、日齢や気候に合わせた最適なものを配合しています。また、温度変化に弱いヒナのために、農場の温度管理も欠かせません。夏は換気扇の調整やカーテンの開け閉めをこまめに行い、冬はヒーターで床を温めます。「子どもが風邪をひかないように布団をかけてやるのと同じ気持ちで育てています」と、生産者の川畑さんは話します。農場ごとにヒナの一斉受け入れ・出荷を行い、出荷後の農場を徹底的に清掃・消毒するのも無薬飼育コーポロ2021年12月号