機関誌 コーポロ2026年1月号|京都生協
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コーポロ 2026年1月号て良い知恵を出し合いましょう力まずにやっていきましょうきるエリア会や組合員活動にしていきましょう手になってあげられることが大切です今年の新春対談のお相手は、組合員出身で 2025 年に日本生協連会長に就任された新井ちとせさん 。リーダーとして初の新年を迎える2 人が、生協で大切にしたいことを語り合いました 。髙倉 私は1995 年に京都生協に入協し、職員として宅配や店舗をはじめとするさまざまな業務を経験した後、昨年より理事長に就任しました。新井さんは、組合員から日本生協連の会長にご就任された方です。その歩みについてお聞かせください。新井 ママ友と一緒に「さいたまコープ(現・コープみらい)」に加入し、組合員になったことから始まりました。共同購入の場で商品を広げて「これおいしいよ」と交流する中で、コープ委員※ 1として組合員活動に参加することになりました。たまたま生協の商品が好きで集まった仲間と一緒に、地域のことや平和、環境などさまざまな問題を学び合い、みんなで企画、運営することにやりがいを見出すことができました。その後、「コープみらい」理事長、日本生協連の副会長を経て、今、会長としてここにいるのは、ご縁とタイミングがすべて。たくさんの人々に支えられてきたからだと思います。髙倉  大きな組 織のリーダーであり続けるモチベーションは何ですか。新井 さいたまコープのコープ委員時代に教えていただいた「5 つの約束」が、私の支えになっています。1. みんなで決めたことを大切にしましょう。そのためには一人ひとりが自分の意見をきちんといえる会議にしよう2. 悩んでいることは 1 人で抱え込まず、みんなで相談し3. 思いどおりにならないのは、子育てと組合員活動です。4. 「このようにすればできる」という、前向きな考え方がで5. 何でも知っていて、教えてあげることができる委員を目指しているわけではありません。みんなの良き相談相これは主語を変えればどんな場面でも通じる魔法のような言葉 。役割が変わっても、私自身はこのスタンスを守ることがモチベーションになっています。髙倉 環境や立場が変わっても、ずっと新井さんのそばにあった言葉なのですね。髙倉 「みんなで」を実現するには、一人ひとりへの寄り添いが大切だと感じています。配達担当時代、小麦アレルギーのお子さんを持つ組合員の「パンやスナック菓子を食べさせてあげたい」という声のために、地域で商品を開発した経 験があります。組 合員の声が商品化、利用につながることを実感しました。一人ひとりの声に寄り添うことが、生協が目指す方向だと強く感じます。新井 まさにその通りです。コープみらい時代に掲げたビジョン「食卓を笑顔に、地域を豊かに、誰からも頼られる生協へ。」は、都市部・漁村・山村・農村地帯・島とさまざまな地域にくらす組合員に寄り添い、一人ひとりの声を集めてつくり上げました。組合員の声がすべての原点なのです。髙倉 声を聴き寄り添うことが信頼となり、積み重なって今につながっている。日本生協連が主導した「くらし応援全国キャンペーン」も組合員アンケートをもとに、より低価格の商品をお届けすることでくらしに寄り添いました。新井 物価が上がり、くらしがますます厳しくなる中で、全国生協から集まる組合員の声に応え、より良い商品を提供することが日本生協連の役割です。生協が消費者のくらしに役立つ事業と活動の両輪で進めている姿勢を、組 合員だけでなく、社会にも示していくことが大事だと思っています。髙倉 今後は健康や環境配慮など、くらしをトータルで支える取り組みも全国協同の力で実現したいですね。さまざまな出会いに支えられて一人ひとりの声に寄り添って

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