機関誌 コーポロ2026年1月号|京都生協
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コーポロ 2026年1月号▲真夏に行われる植え付け作業。暑さに耐えながら一粒ずつ丁寧に植え付けます 福部町は鳥取県東部に位置するらっきょうの一大産地。JA 鳥取いなばにより商標登録された「砂丘らっきょう」というブランド名で知られています。もともと JA 鳥取いなばを紹介してくれたのは、同じ鳥取県で「 せいきょう牛乳 」を手がける大山乳業。京都生協との古くからのお付き合いが素敵なご縁を繋いでくれました。 広大な砂丘地に広がる、見渡す限りのらっきょう畑。一年で最も暑い 7 月下旬~ 9 月中旬にかけて、一粒一粒手作業で植え付けることから栽培がはじまります。「日陰が一切なく、夏はまるでサハラ砂漠のようです 」と教えてくれたのは、JA 鳥取いなば福部らっきょう加工センターでセンター長を務める岡垣さん。夏は、地表面の温度が 60℃にもおよび、冬は氷点下にもなる過酷な環境。さらに日本海に面した土地柄、吹き荒れる強風が砂を巻き上げます。取材時も思わず「痛い !」と、悲鳴が上がるほどの砂嵐。しかし、皮が薄く身がしまったらっきょうが育つのは、砂が細かく保水力・保地だからこそ。生産者の並々ならぬ苦労の末、この味が守られています。 収穫したらっきょうは手作業で茎と根を切り離し、JA 鳥取いなば福部らっきょう加工センターへ。洗浄・選別を経て、入荷した当日中に塩漬けされます。身がしまった部分だけを使うため、ぜいたくにも3割ほどの皮を除去。細やかな下準備を経て塩抜きされたらっきょうの中から、さらに選別されたものだけが漬け込まれます。「良い素材は、あえて肥力が低い土ほ ひ り ょ く過酷な環境が育む身がしまった砂丘らっきょうらっきょう本来の味で勝負!一粒一粒に、愛を込めて

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