機関誌 コーポロ2026年3月号|京都生協
4/16

日差したっぷり、甘みねっとり。たわわに実る自然の恵コーポロ 2026年3月号▲開花から12〜13週後のバナナの実。標高約300mゆえの寒暖差が甘いバナナを生み出す 今でこそ約 500 人の社員を抱え、350ha もの栽培面積を誇る田辺農園ですが、ここに至るまでは苦労の連続。16 歳の時に家族でエクアドルに移住した正裕さんは、1988 年に父親の農園を受け継ぎました。「当時のバナナブームを受けて1991年に農園を始めたのですが、その頃にはブームが終わってしまい…」と正裕さん。これからは普通のバナナでは通用しないと低農薬にこだわり、“バナナ循環型農法”を生み出しました。田辺農園のバナナづくりは、土づくりから。廃棄予定だった規格外のバナナや葉を独自の手法で発酵し、自家製の有機質肥料に。バナナの栄養を豊富に含んだ肥料が、おいしいバナナの源です。 そして、土と同じくらい大切にしているのが水。乾期も水に困らないように井戸を掘り、地中深くから汲み上げています。バナナの洗浄には、人が飲めるほど綺麗な水を使用。赤道直下に降り注ぐ太陽、バナナからつくられた豊かな土、豊富な地下水の3つがそろってはじめて、田辺農園のバナナが完成します。 また、規格外バナナの活用だけでなく、バナナを洗った水を灌農園づくりを徹底。さらには、バナナの木を支える支柱に一般的なプラスチックではなく竹を使用するため、竹林まで育てています。コープきんきも環境に優しい取り組みに共感し、2011年よりお付き合いが始まりました。漑用に再利用するなど、環境に優しいかんがい試行錯誤でたどり着いた「バナナ循環型農法」

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る