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見る食べる#雨の日でも大丈夫!レトロスポット探訪
2023.06.02 伏見夢百衆(ふしみゆめひゃくしゅう)
大正浪漫薫る日本酒カフェ
大正8年完成の旧月桂冠本店を利用した喫茶兼お土産屋さん。利き酒セットや酒粕を使った甘味など、酒造りが盛んな伏見ならではのメニューが楽しめます。
伏見夢百衆という名前は、公募によってつけられたもの。長い歴史を超えて伏見の酒が愛され、たくさんの人々が集まる場所になってほしいという夢が詰まった名前です。百は「もも」とも読むことから、伏見桃山エリアの桃にもかけています。
建物は伝統的な和風建築ですが、高い天井やガラスがはめ込まれた欄間など、洋風建築の要素も見られます。これは明治後期から大正時代にかけての建築の特徴だそう。
築100年を超える旧蔵元で、大正モダンを感じながら酒どころ伏見の魅力を味わいましょう。
玄関の石段や石囲いの外観から、道路よりも高い位置に建てられているのが分かります。宇治川の氾濫による水害から建物を守るための工夫だそう。
甘味で人気の清酒アイスクリーム700円(税込)は、バニラアイスにお酒をかけて、いただきます。お酒は古酒かゆずリキュールをお好みで。お酒に合うよう、脂肪分の少ないバニラアイスを使用しています。
お酒が飲める方はぜひ試してほしい、きき酒セット800円(税込)~。飲み口や米の産地などさまざまなテーマに合わせた3種セットから、おつまみ3種がつくプレミアム5種セットまで、バリエーションも豊富です。
喫茶を楽しんだあとは、お土産選びを。おすすめは伏見夢百衆オリジナルの、ここでしか買えない清酒「純米吟醸 百 -MOMO-」2,150円(税込)。フルーティーな味わいが好評だとか。
春酒に夏酒、ひやおろし、新酒と、年に4回入れ替わる季節のお酒も要チェック。写真は春酒のラインナップです。
伏見の蔵元16社のお酒約80銘柄がずらり。
最後に、店長の中川さんからむすび。読者に向けてメッセージをいただきました。
「低アルコールのものや甘味と合わせるなどアレンジしやすいものも取り揃えています。日本酒好きな方はもちろん、日本酒デビューのきっかけにも、ぜひお越しくださいね。」
Informations
京都市伏見区南浜町247
TEL:075-623-1360
時間 10:30~17:00
お休み:月曜
◎京阪本線「中書島」から徒歩約5分