遊ぶ＃冬の京町家でほっこり過ごそう

2024.01.12 京町家Kiotto（きょうまちやきおっと）

わくわくする和楽器体験

個性的なお店が点在する西院・壬生エリアに、
なにやら和体験ができる京町家があるらしい。
「和体験」とは…？
興味津々のむすび。記者。
これは行ってみるしかありません！

訪れたのは、京町家Kiotto（きおっと）さん。
かわいいロゴののれんが目印です。
Kiottoの和体験は、
琴・絵付け・着物の着付けの３種類あるそう。
琴って触ったことない！弾いてみたい…！！
というわけで、今日はお琴の体験をお願いすることに。

まずは、親指、人差し指、中指の琴爪のサイズを合わせます。
右の写真が本日弾く曲の楽譜。
『さくらさくら』、『夕やけ小やけ』、『かごめかごめ』に『春の小川』。
どれも懐かしくて馴染み深い曲ばかり…
って、ちょっと待って！
私全くの初心者ですが、いきなりこんなに弾くんですか…！？
「大丈夫。初めてでも誰でも、すぐに音が出せるし弾けるようになるのが
琴のいいところなんですよ。」
先生が笑顔で教えてくれて、ほっとしました。

琴の弦は13本。
弾く人から見て一番遠くから一～十、
手前三本が斗（と）、為（い）、巾（きん）の弦です。
体験では、弦の下に弦名をふった紙を貼ってくれるので安心。

13本の弦の音を鳴らした後は、早速『さくらさくら』を弾いてみます。
さくら♪さくら♪
わぁすごい！私いま、琴で『さくらさくら』弾いてる！！
「はねるのではなく押さえつける感じでね」
「手はおむすび型にするといいですよ。指使いもきれいに見えます」
優しい先生の細やかなアドバイスで、
どんどん上達している気になっちゃいます。
た、たのしい～！！

最後は先生が伴奏を弾いてくれて、
曲が一層華やかになり、まるでライブのよう！！
もっともっと練習して色々な曲を弾きたくなります。
「初めてでもこれだけ弾けるようになるので、
一度体験するとやみつきになって、お稽古で
通われる方もいらっしゃいますよ」と先生。
確かにこれは、今年から習い事として始めるのもアリかも。

ここで読者の皆さんにアドバイス。
体験と一緒に、ぜひ先生の邦楽ライブも予約してください！
和楽器の音が一番いい状態で響くようにと
こだわって作られた四畳半の総ひのき舞台で
プライベート邦楽ライブ。
これがほんっとうにシビれるんです！
雅で、柔らかくて、さまざまな表情を見せる
和楽器の音色にもう、「感動」のひとこと。
この感動をぜひたくさんの人に味わってほしい…！！

Kiottoのもうひとつの人気は、絵付け体験。
好きな文字や絵を、手ぬぐいやKiottoオリジナルTシャツに入れることができます。
店内の和雑貨販売コーナーも必見。
先生が絵付けしたTシャツやミニトートもあります。
…先生、多才すぎませんか。
和楽器のプロで、絵付けも書もできて、実は本業は呉服屋さん。
そんな先生のお話も楽しくて、つい時間を忘れてしまいます。

店名の由来通り、「また来おっと！」と思うような
わくわくする体験が詰まった京町家Kiotto。
何度も訪れたい素敵なお店でした！