見る＃京都で探そう「こんなところに春」

2024.03.29 法然院
春季 伽藍内特別公開
（がらんないとくべつこうかい）

おさえておきたい椿の名所

京都に数ある文化財や歴史遺産。
普段は一般公開されていなくても、
季節ごとに「期間限定公開」されていることが。
ぜひチェックしてみて！

今回は春探しということで、
春の花・椿の名所「法然院」さんの特別公開を
ご紹介しましょう♪

法然院といえば、珍しい茅葺屋根の山門と
百砂壇（びゃくさだん）でも知られています。
山門下に左右2つに盛られた百砂壇には、
波や渦、季節ごとの植物の文様が。
この百砂壇は「水」を現わしていて、
この間を通ることで
心身を清める意味があるそう。

毎年4月1日～7日に開催される
春季 伽藍内特別公開では、
ちょうど見ごろを迎える椿と本尊阿弥陀如来坐像（あみだにょらいざぞう）、
狩野光信による襖絵などが公開されます。

見事な椿の花手水！
紅白とピンクの色合いが華やかです。
竹の上に整列する姿もかわいい♡

こちらは方丈で公開されている襖絵。
カンのするどいむすび。読者なら、
誰が描いたものかピンとくるかも…？
正解は…
12月に紹介した堂本印象の作品です！

色使いに印象ワールドを感じますね～。

脇の薮から落ちた椿が花模様を描く参道。
深い緑とのコントラストもばっちり。

今年は法然院の特別公開で
豊かな自然に包まれながら春を感じてみませんか?