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暮らす食べる#未来に残したい 古き良きものたちと出会う

2023.11.03 1000MARKET by OKAGESAN
(サウザンドマーケット バイ オカゲサン)

100年先にも伝えたい「本当にいいもの」たち

昨年から、清水寺でなにやら素敵な定期市が始まったらしい。
そんな噂を聞きつけて、ずっとチャンスを狙っていた「むすび。」記者。
この度やっと念願叶い、取材に伺うことができました!

1000MARKETは、毎月28日に開催されています。
各ブースに並ぶのは、ただ「古くからあるもの」ではなく、
100年先の未来にも伝えたいと思える
日本の本当にいいもの="ほんまもん"とのこと。
どんなものがあるか、早速見てみましょう!!

YAMABE KAJYUEN(やまべ かじゅえん)
長崎県で柑橘類やハーブを栽培するオーガニック果樹園。
マーケットでの商品のメインは、
ネロリを使用したコスメシリーズ「junero(ジュネロ)」。
ネロリとは、古くからお正月飾りなどに使われてきた橙の花の精油。
橙の花が咲くのは1年のうちたった2週間。
しかも1kgの花から精油は1gしか抽出できないそう。
な、なんと貴重な…!!
華やかで上品な柑橘の香りがたまりません♡

ささやまビーファーム
丹波篠山で養蜂と精油、石けんづくりを行うご夫婦。
石けんの原材料は山で採れた植物や自家製のハーブ。
「豊かな自然の営みから、必要なものを必要な分だけいただく」。
そんな考え方のもと、
一つ一つ丁寧に手作りされています。
山や野の香りと蜂蜜の潤いをぜひ体感してみて。

磯部ろうそく店
創業300年以上の和ろうそく店。
愛知県岡崎市で、伝統の材料と技術を守り続ける老舗です。
天然のハゼ蝋(ハゼの木の実からとれる油脂)を100%使用し、
1本ずつ手作業で作られた和ろうそく。
風がなくても優しくゆらぐ炎は、
昔も今も人々の心を穏やかに和ませてくれます。
最後まで燃え尽きて、自然に還るのも和ろうそくのいいトコロ。
日本の伝統工芸や昔ながらのものづくりって、
実はとってもサステナブルなんですよね。

安and堵(あんど)
多彩なクリエイターとコラボして藍染めの魅力を
伝える手ぬぐいブランド。
藍の風合いとアートなデザインがカッコいい!
洗うたびにふんわりやわらかくなっていく伊勢木綿の手触りもたまりません。
さまざまなデザインの染めを可能にしているのは、
「藍捺染」という世界初の技法。
通常の藍染めの技法とは違い、型を使って染める 型友禅の技法で藍を染めているのだとか。
なるほど~。
古き良きものの魅力をアップデートし続けることも、
未来へ継承するために大事なことなのかも。

この日はほかにも、
竹製品の高野竹工さん、烏梅の梅古庵さん、京寿司のいづ重さん
などが出店されていました。
出店者は"ほんまもん"の魅力をたくさんの人に
伝えたいという熱い想いを持った方ばかり。
ぜひ直接お店の方のお話を聴いてみてください。
ブースに並ぶものたちのストーリーを知ると、
一層そのものが愛おしく感じるはず。

最後に、主催者の大西さんにメッセージをいただきました。
「地球と人、すべての生き物に優しい、次世代に残したいものがコンセプトです。
現在は毎月10~15店舗と、どちらかというとこぢんまりとしたマーケットですが、
目標は規模を大きくすることではなく、着実に続けていくこと。続けることで、
日本の"ほんまもん"のスピリッツを大切に未来へと紡いでいきたいと思っています。」

Informations

京都市東山区清水一丁目294(清水寺境内)
開催日:毎月28日
時間 9:00~16:00
問合せ:1000market.kiyomizu@gmail.com
*出店者情報などはインスタグラム(@a_thousand_market)でもご確認いただけます。

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