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#花を愛でる春くつろぐ見る
2020.09.01 名勝庭園で花を愛でる「松花堂庭園・美術館」
石清水八幡宮のご近所にある隠れた名庭。「松花堂庭園」は江戸時代初期に「寛永の三筆」として名を馳せた、石清水八幡宮の社僧・松花堂昭乗ゆかりの庭園です。こちらでは様々な竹や青紅葉、苔などが織りなす美しい景色が見られます。春のおすすめはなんといっても椿!300本を超える様々な種類の椿は、咲いている姿も良し、落ちてなお良し。一面の苔むす椿庭園に花が咲き誇る様はまるで1 枚の絵画のよう。庭園内には本格的な茶室があり、一般参加が可能なお茶会が開催されることもあります(要問い合わせ)。うららかな春の日に美しい庭園をゆっくりと散策し、「松花堂文化」を心ゆくまで味わって。
※新型コロナウイルス感染対策のため、営業日・時間が変更になっている場合がございます。お出かけ前はホームページ等でご確認くださいませ。
文化人でもあった松花堂昭乗の足跡をたどる、ゆかりの作品を所蔵する美術館も併設しています
最後の時まで美しい、 日本の花々
桜は「散る」、梅は「こぼれる」、椿は「落ちる」、牡丹は「崩れる」…ひとえに「花が散る」といっても、花の種類によってその表現が異なることをご存知ですか?違った表現がされる理由は、一説には梅はポロポロと花が落ちていくことから「こぼれる」、牡丹は花びらが1 枚ずつ散っていくことから「崩れる」など、その花の散り方を表しているからだとも。有名な詩人や俳人なども様々な表現で花の散り際を描いています。見ごろが過ぎたら、今度は散る花に風流を感じるのもあり。散り際の様子を自分ならどう表現するか、考えてみるのも楽しいですね。
落としたか 落ちたか路の 椿かな 正岡 子規 (正岡 子規『子規全集 第一巻 俳句一』、講談社、1975年)
Informations
八幡市八幡女郎花43-1
075-981-0010
9:00~17:00(入園・入館は16:30まで)
月曜定休(祝日の場合は翌平日)
◎京阪本線「八幡市」駅、または「樟葉」駅から京阪バスで「大芝・松花堂前」下車すぐ
◎入園料:一般100円(大阪北部地震被害による外園のみの開園のため、一時的に料金を見直しています)※美術館は別途入館料有り