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2020.09.01 手軽でかわいいお灸がいっぱい「せんねん灸 京都」
お灸は、ツボを温めて血行を良くし、ヒトが持っている自然治癒力を高めて症状を改善するもの。よもぎの葉裏の綿毛からできる「もぐさ」が原料です。お灸には種類がたくさんあるので、まずは温熱(お灸の熱さ)レベルを基準に選びましょう。せんねん灸では温熱が5 段階あり、初心者は温熱の低いものから挑戦。慣れてきたら温熱の高いものを使用しても大丈夫ですが、熱いほど効果があるわけではないためお好みで。香りがついているタイプや、煙がでないタイプ、火を使わず貼るだけのシールタイプもあります。使うタイミングに決まりはなく、毎日でも何時でもOK。これを機に、生活に取り入れてみては?
※新型コロナウイルス感染対策のため、営業日・時間が変更になっている場合がございます。お出かけ前はホームページ等でご確認くださいませ。
見た目もかわいい!ジャム瓶や透明の器に入れて見せる収納をしても◎。種類によりもぐさ特有の香りがするので、苦手な方は煙が出ないタイプがおすすめ
(お灸の使い方)①裏のシールをはがし、一旦人差し指の先にのせます ②ライターでお灸に火をつけます ③ツボの上に貼りなおします ④お灸の目安は約5 分。血行が悪いと熱さを感じにくいのだとか。血行が良くなると徐々に熱さを感じてきます。熱いと感じたらはがして終了
さらにじっくりお灸を知りたい方は、不定期開催のワークショップもあります(内容は都度変更)。こちらはお灸を使い比べする「はじめてのお灸 ミニ体験会」
こちらはツボを教えてもらうワークショップ「ツボブックで探そう お悩みのツボ」
お灸に由来する言葉たち
お灸による治療法は2000 年以上前に中国で生まれ、日本には奈良時代に仏教とともに伝わったそうです。実は現代のわたしたちが使っている言葉の中には、日本の暮らしに密着し長らく医療を支えてきたお灸に由来するものがあります。
皮切り
昔はもぐさを燃やし、直接肌にのせて治療していました。最初は皮が切れるほど熱く感じることから「皮切り」という言葉が生まれ、それが次第に現在の「手始め」という意味で使われるようになったそうです。
さしも草
『小倉百人一首』に「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」という藤原実方朝臣の歌があります。さしも草は、もぐさの材料となるよもぎのこと。現代語訳すると「こんなにあなたを慕っていることさえ打ち明けられないのだから、ましてや伊吹山のさしも草が燃えるように、私の想いもこんなに激しく燃えているとは、あなたは知らないでしょう」となります。よく燃えるもぐさと、燃え上がる恋心を重ねて 詠んだ歌だと考えられています。
Informations
京都市中京区桜之町450
075-741-7009
11:00~19:00
休:毎週月曜
◎阪急京都線「京都河原町」駅または地下鉄東西線「京都市役所前」駅から徒歩約5 分/市バス「河原町四条」または「河原町三条」下車徒歩約5分
◎はじめてのお灸 ミニ体験会、ツボブックで探そうお悩みのツボ体験料:無料(要予約。1 回につき3 人まで。所要約20 分)