第6回京都生協 福祉・ボランティア活動交流会を開催しました
3月24日(土)朝10時半より、長谷川理事の開会あいさつの後、「寝たきり老人のいる国、いない国」の著者である 大熊由紀子さんの講演がはじまりました。
大熊さんは、朝日新聞社の初代女性論説委員であり、1990年代の「社説」を 担当されていました。その頃の日本の状況と現在までの推移をわかりやすくお話いただきました。また、その頃のデン マークの状況と現在の状況のお話もうかがい、その違いに驚きました。特に考え方の違い「すべての人は普通のくらし をする「権利」があり、社会はその権利を実現する「責任」がある」というノーマライゼーションの考え方が、土台と なっている国では福祉国家として、経済も発展しつつある事や、「税金が高いからできるのだ」という「まやかし」に 対しデータ-にもとづいた納得のいくお話でした。意見が反映できる社会のしくみや法律、(選挙のやり方なども)を 変えていかなくてはならない事がよくわかりました。介護中の方も多く参加され、とても学ぶ事が多かったと感想が寄 せられました(詳しくはこちらをご覧ください→入り口
コープ下鴨のお弁当をおいしくいただき、別室では、声のキャンバス「みちくさ」の方々のミニバザーや作業所のコー ヒーやアイスの提供もありました。
お昼からは、毎年恒例の女性コーラスMsのメンバーによる歌声で「千の風にのって」をはじめ楽しい時間を過ごしまし た、その後、各テーブルごとに、講演の感想や日頃の活動の交流をしました。グイリメン、子ども文庫、声のキャンバ ス、配食活動、各地域の安心の場つくりサポーター、助け合いの会・・・などの方の中に女性コーラスMsの方も加わ り、総勢76名の方が楽しく交流しました。最後に渡辺副理事長より、閉会あいさつをうけ、終了しました。