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成年後見人制度を学ぶ

2008年5月19日

左京サロン

■4月18日(金曜)午前10時から12時30分 コープ下鴨にて
■参加人数17名

 講師として、特定非営利活動法人ユニバーサル・ケア「市民後見センターきょうと」の代表者 内藤健三郎氏と他1名の方、そして「市民後見財産管理センター京都」の津田信吾氏をお迎えしました。

<成年後見人制度とは…>
 認知症などで記憶力・判断力が低下した時や意思の伝達が困難になった時、「後見人」がご本人の生活を見守り、また、ご本人に代わって生活に必要なサービスの選択や契約、財産の管理や保全などを行う制度で、介護保険制度とともに、これからの高齢社会の福祉を支える重要な制度となっています。

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 この制度の利用対象者は、認知症高齢者、脳疾患・知的障害・精神障害の方で、対象人数は200万人を上回ると推定されていますが、残念ながら、現状の後見人制度利用者はそのわずか5%程度にすぎません。
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 日本では、判断力の低下した高齢者を狙った悪徳商法、詐欺、財産侵害などの事件が増加の一途をたどっています。ドイツなどでは国の政策の後押しもあり、皆がこの様な制度を受けられるようになっていますが、日本では、予算もまだ取られていない状況です。

 加齢のため判断能力が不十分になるのは当たり前の事ですが、自分自身の問題として、そして家族の問題として、やはり不安を感じずにはいられません。「成年後見人制度」は、そんな不安な状態を改善し、安定した生活を送るための身近な制度であるという事を知りました。

 当日は雨降りで参加者は少なかったのですが、お話が具体的で、「今後は関心を持ちます」「自分自身の事として考える」などの感想をいただきました。