両丹ブロック
モ—ッと飲もう 大切な牛乳
福知山行政区委員会
福知山市の行事「くらし・健康・はばたきフェスタ2008」に参加しました。
■開催日 11月30日(日曜) 午前9時45分~午後4時
■会場 福知山市 厚生会館
今おきている牛乳の危機を皆さんにお知らせして牛乳を飲んでもらえるよう、また、普段飲まれている方は今よりもう少し多く飲んでもらえるように…との思いから、 “モーッと飲もう 大切な牛乳”をテーマに、試飲・試食をしてもらいました。
牛乳を使った料理「カボチャのミルク煮」「ミルクもち」の試食は、レシピを持ち帰るだけでは作ってもらえないのではないか?という事で、ミルクもちは簡単に出来るよ、と行政区委員が実演してみました。とても好評で予定の1時間に1回では足りず、レシピも増刷し270人の方に持ち帰ってもらいました。酪農家さんのコメント付パネルや、牛乳のことを分かりやすく展示し、来場者にはクイズを出して「1日あと50ml多く牛乳を飲もう」と訴えました。
<あっ!!そうなんだ 1>
「牛乳はいつ飲むといい?」
骨だけでなく、血液中にもカルシウムは含まれていて、筋肉の収縮や神経伝達などの働きをします。睡眠中は血液中のカルシウム濃度が低くなるため、わずかですが骨のカルシウムが溶け出しています。カルシウム不足の気になる人は夜寝る前に牛乳を飲むと効果的です。また、睡眠中は成長ホルモンが多く出るので、牛乳のたんぱく質やカルシウムが骨や筋肉を作るのに役に立ちます。牛乳+寝る子は育つ!?
<あっ!!そうなんだ 2>
「牛乳の栄養素はかわらない?」
牛乳にコーヒーや砂糖を入れたり温めたりしても、カルシウムがこわれたり、吸収が悪くなることはありません。また、カルシウム以外のたんぱく質やビタミンA・B2などの栄養素も損なわれることはありません。
綾部の酪農家さんを訪ねて 今年の燃料費高騰は酪農家さんにとっても大打撃です。燃料費の高騰により餌の値段は上がり続け、牛を飼っているだけでも維持費がかかり、廃業する酪農家さんが後を絶ちません。 そんな厳しい中でも良い牛乳を提供するために、一生懸命がんばっている酪農家さんを訪ねました。 綾部の牛は「中性脂肪が少ない」と言われています。「中性脂肪が少ない牛」とは、健康状態が良くストレスも少ない牛です。その牛から搾られた牛乳は栄養価も高く、味にもコクがあります。燃料費の高騰を避けるため、餌の質をおとす事は簡単です。しかし、餌の質を落とせば牛乳の質も変わってしまいます。毎日大事に育てて、大切に搾った牛乳は、酪農家さんにとって誇りなのです。 今年はバター不足でも騒がれました。しかし、牛乳は余り続けてきました。そこで国がとった政策は牛を減らす事。牛は産まれて2~3年たたないと出産しません。人間と同じで出産した母牛からしか牛乳は搾れないのです。牛乳が足らなくなったといって、すぐに牛乳生産量を増やす事は出来ないのです。そのうち牛乳不足の時代が来るかもしれません。現在、牛乳は純国産ですが、そのうち輸入に頼る時が来るのではないでしょうか。 私たちになにが出来るのでしょう?それは、牛乳を飲むことです。飲んでいる人は、あと50ml多く飲んでください。飲めない人は、牛乳の危機を知人にお知らせして下さい。そして地元の商品、身近な商品の良さを知り大切にしていきましょう。 |