丹後行政区委員会
■開催日:8月6日(木曜)午前10時~午後1時
■開催場所:京都生協丹後支部
子ども時代に戦争を体験された長砂幸男氏に、その頃のくらしや思い出を語っていただきました。
かつて、日本も戦争をしていたということを忘れてしまいそうな平和な今の日本。
この平和がいつまでも続くように、世界中に広がるように・・・忘れてはいけないこと、語り伝えなくてはいけないことがあるはずです。
山の木の葉や豆のかすも米に混ぜて食べたことや、空襲の煙が遠くの山に見えたこと、校庭にはチャーチルやルーズベルトのわら人形があって、毎朝登校時に竹やりでさしていたことなどを、淡々とした口調で語ってくださいました。
「お父さんが戦死してしまうなんてぜったいイヤだ!」「戦争は悲しいことだなぁと思った」と、子どもたちの心にもしっかり届きました。
昼食には『ろくとう汁(すいとん)』 『サツマイモ入り麦ごはん』 『のり焼』などを試食。
きゅうりの入ったお汁や甘味の少ないおやつ、お肉のかけらもない食事に苦戦する子どもたちもいましたが、「今日はご馳走を食べる日じゃないんだよ」と諭され、何とか完食。
「こんなにご馳走じゃなかったなぁ」と長砂さん。
「戦争には負けたけれど、尊い命を捧げ犠牲になった人たちがあって、今日の平和があることを忘れてはいけません。戦争のない時代に生まれ育ち、お父さんやお母さんと一緒に有意義な日々を送ることが出来る少年少女の皆さん、それぞれの目標に向かって一生懸命頑張って下さい。明日の日本は皆さんの双肩にかかっています」・・・・長砂さんのメッセージより