京都生協ピースアクション2009
■開催日時:2010年2月6日(土曜)
■開催場所:コープイン京都
「みんなの一歩で世界をうごかそうよ!」をテーマに2009年度平和活動交流会&NPT再検討会議代表派遣壮行会が開催され、スティーブン・リーパー広島平和文化センター理事長の講演や地域の活動交流などに130人が参加しました。
■スティーブン・リーパー氏の講演内容
・環境・食糧・資源問題など今までの延長では地球あるいは人類そのものが行き詰ってしまう諸問題を、戦争で解決(=一部の人、国の利益追求)するのか、それとも考え方や生活を変え、平和的に解決(=みんなの幸せを追求)するのかの岐路に立っている。
・今回のNPT再検討会議で核兵器廃絶への転換がなされないと、核兵器の拡散が進み必ず核兵器が使用され、戦争で解決する世界になる。
・転換のためには、被爆国日本が強いメッセージでリーダーシップを発揮すること。
・その後押しをするために署名活動や被爆体験の継承などの行動が重要で、真剣に考え行動を起こし、「平和のためにたたかう」必要がある。
■講演終了後、渡辺副理事長からリーパー氏に2月5日までに集まったCANT署名25838筆の目録の贈呈と、金井さん、湯浅理事の2人のNPT代表からの決意表明があり、参加者からは激励の大きな拍手が送られました。
午後は、被爆体験を紙芝居にした「おばあちゃんの人形」が上演され、作者の花垣さんが作品に込めた思いを訴えました。 地域の取り組み事例の報告では、京都市動物園の戦時中の動物の話、京都府北部の大江山にあった捕虜収容所での強制労働、五条通りの建物強制疎開、ピースアクションINヒロシマ報告会の発表があり、戦時中の加害・被害の歴史を継承する貴重な取り組みに共感が広がりました。
交流会の最後に、「新聞に載るくらいアピールできる平和の取り組みのアイディアを出し合おう」をテーマにワークショップを行い、知恵を絞りながら交流を深めました。