亀岡行政区くらしのひろば
■開催日時:11月2日(水曜)午前10時15分~11時50分
■開催場所:山田製油本店工場(京都市西京区桂)
自称「へんこ」山田と言われるゆえんと、ほんまもんの「ごま油」に出会いたくて、山田製油さんを訪問しました。
一歩お店に入ると、ごまのおいしい香りに全身包まれ、思わず感動の声を上げてしまいました。「へんこ」と言われる社長さんの下、社員の皆さんは微妙な部分にもこだわって、おいしいごま油を作ろうと日々努力されていました。大切な味覚を保つため、コーヒーや煙草を断ち、大企業とは違う、小さい会社ならではの手作りで良いものを作って勝負するとの意気込みが伝わってきました。
写真左:丁寧な手作業で商品づくりされていました。
写真右:石うすで練りごまが出来る様子に興味津々
一日スプーン1杯のごまを食べると体にいいと聞きますが、作る過程で味を確かめるために200g程のごまを口にするとのお話には驚きました。最初のごまを炒る過程では、最後の数秒間で微妙に変わる炒り加減が大切なのだそうです。納得できないものはすべて、あっさり廃棄されるとのことで、このあたりが「へんこ」と言われるゆえんなのでしょうか。
←写真のように、ごまにはたくさんの種類があります。
ごまは99.94%をミャンマーなどアジア諸国とトルコから輸入しているそうです。しかし、山田製油さんは数年前から日吉町胡麻で地元の協力を得て、ごまの栽培から始められ、当地で工場とレストランを経営されています。国産のごまがもっと増えたらいいなと思います。
お忙しい中、学習・試食とお世話になりました。特に、かけて食べるごま油のおいしさと、出来立ての練りごまが口中に広がる濃厚な風味に、ほんまもんのごまの美味しさを知りました。家計の許す限り、大切に食べたい食材の一つになりました。