西京行政区委員会
■開催日時:7月31日(火曜)午前10時から12時20分
■開催場所:洛西福西会館
戦争体験の風化が進み子どもたちの平和への意識が薄れつつある中、戦争体験者の貴重なお話を聞くことで平和への関心を高め平和について考え続けることができればと、この取り組みを企画しました。
一部の工作、スィーツデコによるメモスタンド作りでは親子で2つ作っていただき、1つは持ち帰り、もう1つは被爆者へのプレゼントとしてご提供いただきました。
ケーキやフルーツの型に生クリームに見たてたボンドをしぼってその上にトッピングをしていきます。クリーム(ボンド)をしぼるのに少し悪戦苦闘されている方もありましたが男の子も女の子もそして大人の方も楽しくデコレーションされていて世界にひとつだけのオリジナルメモスタンドができあがりました。
二部では東京に住む女の子の愛犬マアの戦争中の物語、『マアを返して下さい』の紙芝居のあと、西京区在住の戦争体験者の方から主に戦争中の子どもの頃のくらしについてお話をお聞きしました。
どこの家にも防空壕があった事、軍歌を歌いながら集団登校をしていた事、給食は麦ごはん・味噌汁・漬物だったなど子どもたちにもイメージしやすいように話していただき子どもたちは初めて聞く話に驚きながらも関心を持った様子でした。
質問タイムでは「防空壕はどれくらいの大きさですか?何を持って入ったんですか?」「どこに疎開していたのですか?」など子どもたちからもたくさんの質問が出されていました。
会場に展示した原爆写真・戦争新聞記事に目をとめている方、京都の戦争に関する○☓クイズに挑戦している方もありました。
ご参加いただいて家に帰って家族で平和について何か一つでも考えていただけるきっかけになればと思いました。