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コープ二条駅で高齢者おしゃべりサロンを開いています

2012年8月31日

コープ二条駅コープ委員会
■開催日:8月24日(金曜)
■開催場所:コープ二条駅
 メンバーの皆さんは70~90代の方々が参加されています。今年は猛暑が続く中にもかかわらず、また中には押し車を押しながら楽しみにして参加していただいています。
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20120824_nijosalon2.jpg 最初に恒例の塗り絵、次月のカレンダーでサロン開催日や今月の誕生日にあたる方の名前入りで且つ、上部にイラスト部分を設け、来月は9月ですのでコスモスの花びらを散りばめたデザインで、ここにマーカーペンや色鉛筆などで色を付け、綺麗に出来上がった物を持ち帰り、来月の開催日を忘れないようにして頂きます。塗り絵は線をはみ出さないように神経を使いながらの作業で結構疲れるものです。
20120824_nijosalon3.jpg 出来上がったところで肩・指の体操をして頂きます。隣の人の手をほぐして“モミモミ”をする、これって気持ちが良いものですよ。リラックスできたところで「もしもしかめよ」の歌に合わせて周りの人たちと肩を叩いたり、膝をさすったりでスキンシップをとります。皆さん、上手にできたと喜ぶ方、このようにした方がと自分でアレンジされる方ありで“わいわいがやがや”のひと時です。
あぁ楽しかったで、おやつの時間。今日はきな粉をまぶした“きなこ大福”おいしいお茶と一緒に頂く休憩の時間。
20120824_nijosalon4.jpg 一息ついたところでスタッフからクイズ。文字が並んでいる中に有名な人の名前が隠されています。さて誰でしょう?5問くらいあったと思いますが少し難しかったようです。
また毎月色々な言葉を毛筆で書いたものを白板に貼って披露。今月は松尾芭蕉の「静けさや岩に染みいる蝉の声」から、ご本人の作品「御陵の木々で唱うる蝉の声」を発表。
 8月は終戦記念日のある月。戦争について体験したこと、親に教えられた体験話などを聴かせていただきました。引き上げ時、命がけで舞鶴まで帰ってきたところで赤ちゃんの命を絶やしてしまった辛いお話しや、日本は昭和6年から戦が、満州事変、シナ事変、第二次世界大戦と続く中、お父さんがシナ事変に参加され戦争の悲惨さを聞かされて大きくなったが、人間は敵・味方を問わず、人を傷つけることを好まない、戦場を一歩外れると優しさをもらうことができる。相手国の僧侶に書いて頂いた「書」を大切に持ち帰り、人間の本当の気持ちを教えて頂き、この「書」を宝として大事にしているとの話を聞かせて頂くなど有意義なひとときでした。30代のスタッフから“引き上げ”とは何ですかとの言葉に、私たちは戦争の体験を少しでも多く聞き、悲惨なものであることを伝えていかないといけないと痛感しました。
 最後に92歳のお誕生日を今月迎えられたメンバーにhappy birthdayの合唱と花束の贈呈で本日の打ち止め。
20120824_nijosalon5.jpg 私たちは一つのテーマに沿って進めるのではなく、ある時は笑ったり、感動したり、勉強になったり、各々がその時その時に浮かんだ井戸端会議的な内容で進め、取り組んでいるグループです。