被爆者をはげますつどい実行委員会
■開催日:2012年12月23日(日曜)
京都府内に住む被爆者を元気づけようと、第48回「被爆者をはげます集い」がラボール京都で開かれました。当日は、被爆者とその家族105人と、ボランティア等を合わせて約200人の参加がありました。被爆者の方が高齢化するのに伴い、ご本人の参加が減ってきており、ご家族の参加が増えています。
京都生協からは事前の準備と、つどいでのお手伝いで、のべ10人がボランティアとして参加しました。つどいではテーブル係として参加者のみなさんとお話しながら配膳などのお世話をしました。各地域から寄せられたプレゼントは昨年を150点上回る1944点、被爆者支援募金も行政区委員会を中心に35万円寄せられました。ご協力、ありがとうございました。
開催前には、つどい実行委員会のメンバー、京都生協の組合員や職員が参加して被爆者プレゼントを袋詰めする作業が手際よく行われました。当日、お手製の膝掛けやティッシュケース、タワシなどのプレゼントが入った袋はお見舞金とともに1人1人の被爆者へ渡されました。
つどいでは、10月に結成された「被爆2世・3世の会」代表からの報告や、参加された被爆者1人1人の紹介、京都生協にこにこ合唱団のコーラス、教職員組合のロックソーラン、他にもフラダンスなどの披露もあり、たいへん盛り上がりました。
サンタの親子からのプレゼントとキャンドルサービス、かわいいサンタの歌声がクリスマスの雰囲気を盛り上げました。
京都原水爆被災者懇談会の世話人代表の方から「高齢化に伴い、被ばく体験者が減っています。世界から核の被害をなくすために私たちはできるだけ訴え続けたい。毎年、このつどいを楽しみにしています。来年も、無事みなさんの笑顔にあえますように」と締めくくられました。
□毎年開催されている“被爆者を励ますつどい”は全国でも京都だけです。これからもこのような取り組みを大切にして継続していけたらと思います。