ＪＲ草津駅から琵琶湖の方へ車で１５分くらい走ると車窓からパイプハウスが見えてきて、そこに会社がありました。
　到着して２階に案内され、横江さんから野菜の安全を重視し、電気式殺虫器や捕虫器を使用して農薬を減らそうとしていることや栽培の要である土づくりには、栗東などから運び込まれる馬糞に、農園内の葉クズを混ぜて発酵させた堆肥を使っているなど、農業に対する思いが伝わってきました。社長のお話で印象に残ったのは、消費者にあった、消費者が希望する野菜作りをめざす。農業を守る農家をめざして取り組んでいるという言葉でした。
　午後は、いよいよ子ども達お待ちかねの収穫体験です。車で圃場まで連れて行ってもらいました。広大な敷地にすごくたくさんのパイプハウスがあるため、それぞれのハウスに番号をつけて今日は何番を収穫したというのがわかるように管理されているのだそうです。中に入り、はじめに収穫の仕方を教えてもらってみんないっせいに収穫作業に入りました。根を少し残して釜で刈るので思った以上に力が必要でした。かご一杯の小松菜を作業場へ持ち帰り今度は袋詰めの作業です。ナイフで完全に根を切り落とし汚れた葉や折れた葉を取り除いてから分量をはかって最後は機会で梱包して終了です。
　熱心に作業に取り組めた子どもや楽しそうに自然に親しんだ子ども達、みんな貴重な体験ができました。