一つは、地域の人々のほっと一息つけるような居場所としてオープンしている北区紫野の「まちの学び舎ハルハウス」。誰でもふらっと立ち寄ることのできる場所。１階はカフェも兼ねており、朝は栄養バランスのとれた京雑炊が人気。私達も賞味させていただきました。いろんな具の入った雑炊で体の芯から温もりました。吹き抜けになった２階は、ちょっとした会議や文化サロンに利用されています。３階は障害を持っている方や留学生等の短期の宿泊用に。明るく居心地の良い空間に、長居をしてしまいそうでした。以前、不登校の子供がここで時間を過ごしていく中にいつしか学校へ戻る事ができた話や、認知症の方がゆっくりされたり、営業マンの方が仕事の合間にここで一服される話など丹羽さんから伺いました。

　二か所目は、上京の住宅街にある「生活支援総合センター聚楽」の小規模多機能施設「和泉の家」。住み慣れた町で、いつまでも暮らし続けたい…そんな願いに応えられるよう少人数の受け入れで、より柔軟に高齢の方への支援が出来る場所です。町並みに溶け込むような木のぬくもりのある町家でした。訪問時は入浴後で利用者さん達はゆっくりくつろいでおられました。

　実行委員会では「居場所づくり～まちづくり」について今後話し合っていきたいと思っています。関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。