全国の生協組合員に愛されている「ミックスキャロット」は、子ども向けに開発されて３２年目になります。
当初40％だった人参の配合比率も、2003年に45％、2010年には50％へと見直しされてきました。製造過程のお話では、90度くらいで充填するペットボトル＆缶に比べて、常温まで冷ましてから充填する紙容器は、熱をかける時間が少ないためフレッシュな味ですが、一方で野菜臭さが残りやすいなど、同じミックスキャロットでも味に違いがあることを知りました。人参は国産にこだわっており、子どもたちに安心して飲ませられます。
　野菜ジュースには旬の野菜が使われているので、栄養価も高いことがわかりました。お店の棚に並んでいる野菜ジュースは種類が多く、何を買おうか迷うことがあります。今回、生協の野菜ジュース３種類と他社のジュース３種類を飲み比べして、味の違いにびっくりしました。香料のついている他社商品の、香りと味の違いに違和感を持つ人もいました。価格的には高めですが、「やっぱりミックスキャロットが好き」という声が多かったです。
　また、缶の利用が大きく減少していましたが、賞味期間が長いため、震災後に保存飲料として利用が増えていると聞き、災害等の備蓄として見直してもいいと感じました。
　試飲後の意見交流の中では、野菜ジュースを飲むことで栄養が摂取できていると過信してはいけないことや、食育の大切さまで話が広がりました。