東山エリア会
■開催日時：10月22日（火曜）午前10時から11時
■開催場所：東山区今熊野地域
東山は、清水寺など観光スポットが多く、国内外からたくさんの人が訪れる美しいまちです。しかし現状は、狭い急な坂道が多く、いつも人や車であふれています。高齢化率も高い為、買い物難民や商店街のシャッター化なども問題になっています。
◆『ＮＰＯ今熊野生活支援あしの会』
2011年、今熊野地域住人の強い要望により、有志で立ち上げられました。多くのボランティアに支えられ、路線バスのない山の上から下の商店街まで毎月１～2回、循環バス（ミニバス）を走らせています。
◆ミニバス運行日はコミュニケーションと見守りの場
エリアメンバーもミニバスに乗せてもらいました。
バスの中や各停留所にはボランティアの人がいて、高齢者の乗り降りを手伝います。
歩くにはかなり時間のかかる急な坂道も、ミニバスに乗ればあっという間に目的地に着くので、利用者はめまぐるしく変わります。ボランティアの人が「○○さん、今日はどこで降りるの？」と声をかけたり、いつもの人が乗っていないと心配になったりするそうです。コミュニケーションと見守りの場にもなっていると感じました。
◆ミニバス利用者の声
・買い物、病院、銀行、駅などの利用に助かってます。
・毎回楽しみにしています。運行していない日は、歩いて山からおり、帰りはタクシーで帰ります。
・もう少し回数が増えたらいいですね。（孫と２人ぐらしの８６才女性）
◆高齢者に優しいまちになってほしい
バス停「清水道」から霊山町界隈までの急な坂道も歩きました。東山地域がいかに不便で、高齢者でなくても肉体的にしんどいかを、身をもって実感できた１日でした。自分たちのくらしに結びつけて考える良いきっかけにもなり、高齢者に優しいまちになってほしいと願うばかりです。
（右写真はバス利用者にインタビューしている様子です）
