まず、日本の公的医療保険のしくみや、医療費の自己負担額について学びました。市町村により自己負担分の補助がありますが、基本的に申請主義のため、しくみを知らないと有効活用ができません。私的な医療保険も、保障内容や支払い方法などでわからないことがあれば自分で調べることや、高額療養費制度による公的保障による還付や給付もあるので、本当に必要な保障額を考えた上で保険に加入することが大切です。
　介護保険制度については、必要に迫られないと学習する機会が持てませんが、介護認定がおりて初めて介護サービスが受けられるしくみを理解し、いざという時のためにも、わからないことがあれば事前に地域の相談窓口で相談したり、高齢者施設などを見学しておくことが大切だと学びました。自分で選ぶための知識を得て、賢く生きて行くことが重要であると教えていただき、有意義な学習会になりました。

＜参加者の感想より＞
・自分で調べて賢く生活しないといけないな…と感じました。人生のマネープランを考える、良いきっかけとなりました。
・いろいろと、しっかり勉強して知識と情報を身につけておくことが大切だと、教えていただきました。ぼーっとしていたらいけないと反省しました。とっても役立ちました。
・介護保険のことは全然わからなかったので、また、これから親なども介護保険のお世話になるかもしれないので、勉強していきたいと思います。
・「（医療、介護、年金、労働）全てが連動している」という言葉が、実感として伝わってきました。入院する日程で、少しでも医療費が違うことを知り、ビックリしました。いろいろと守ってくれるシステムがあるので、お金の心配をしすぎないように気をつけたいです。