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親子で手打ちうどんをつくろう!

2014年8月14日

宇治・宇治田原エリア会
■開催日時:8月7日(木曜)午前10時から午後1時15分
■開催場所:宇治市生涯学習センター 3階調理室
今回は、菌興椎茸共同組合の谷口さんを講師にお招きして、親子で手打ちうどんとおから団子を作りました。
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はじめに、原木しいたけと環境についてのお話を、谷口さんより子どもでもわかりやすく説明していただきました。
しいたけ栽培には、菌床栽培と原木栽培があり、菌床栽培は、木材のおが屑や、コーンの芯などを細かく砕き、ブロック状にして栄養剤を加えた培地で栽培するもので、早くに育つ利点はあるものの、培地の記載規定はなく、知らないうちに体に悪いものも摂取してしまっている可能性も否定はできません。
一方で、原木栽培は、くぬぎやコナラなど20年かけて育った原木を切って植え付け、木の栄養分だけで育てるので、手間暇のかかる栽培方法ですが、自然に優しく、栄養価も旨みも高いということがわかりました。
また、植え付けられなくなった木は、森へ返し、腐って土となり、再び山を豊かにするという自然の成り立ちを子どもたちも理解してくれているように思いました。
そして、主婦にはありがたい、しいたけのおいしい焼き方、痛んだものの見分け方など、日々の生活に活用できる豆知識も教えていただきました。

お話が終わると、次はうどんとおから団子作りです。
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小麦粉、塩、しいたけこんぶっこ、水を袋に入れ、コネコネ、足で踏み踏み踏み・・・麺棒で薄く延ばし、包丁で細く切って茹でたら出来上がり。
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たったこれだけの材料から、うどんに変身する工程を、こどもたちはとても興味深く、楽しんで作っていました。中には、親も驚くほどの包丁さばきを披露してくれたり、集中して作業する姿に普段あまり見ることのない一面も発見できました。
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うどんを茹でている間に五平餅のように甘辛だれをからめたおから団子も作り、和気あいあいとみんなでおいしくいただきました。

≪子どもの感想≫
・ていねいに切れました。今日は楽しかったです。また、ちがうものを作りたいです。自分が作ったうどんがおいしかったです。
・うどんを細く長く切るのは難しかったです。うどんを足で踏むのが楽しかったです。
・うどんを作り方は、難しかったけど食べるとおいしかった。おからだんごは、パンみたいでタレをつけるとすごくおいしかったです。
≪おとなの感想≫
・初めてうどんを作りました。あの少量でもコネコネ、ふみふみと大変な作業でしたが、子どもはとっても楽しく作っていたのでよかったです。おからだんごも、とっても手軽に作れておなかにずっしりたまるので、家でもぜひ作りたいと思いました。しいたけのお話も色々聞けてとっても勉強になる日でした。
・しいたけの粉末をうどんに入れるというのをはじめて知り、いただきました。うどんに味がついているのもいいもんだなぁと思いました。
・始めにしいたけの説明を聞かせてもらいましたが、原木しいたけが一番おいしい!と言うことは知っていました。でも、それには様々な理由がある事も理解できました。環境や食には大変興味がありますが、これからは原木しいたけを選んで食べようと思います。