予定通り大吉山（131メートル）へ登ることに。歩き始めると雨も上がり、宇治橋を渡って源氏ミュージアムの横を差し掛かるとそこは紅葉のトンネル。赤・黄・緑のなんと美しいこと！「ミュージアムの中よりきれいだね」と思わず立ち止まって見入ってしまいました。そこから少し先が大吉山公園登山口。30分ほどゆっくり歩くと見晴らし台に到着。山の木々も見事な色付きをしており、宇治の町の大パノラマを見渡しながらみんなでお弁当を頂きました。下りは興聖寺の方へとまわりましたが、琴坂（寺の門前より宇治川のほとりまで続く坂）は色さまざまな紅葉や、常緑樹、銀杏と、まるで美術館へ入ったような美しさ…。紅葉の葉を拾ったりしながら、「幼いころに押し花にしたのを思い出しますね」とおしゃべりも弾みました。
宇治川のほとりを歩いていると、いつもはじっと立っている姿しか見ない白サギが、魚を捕まえる瞬間を見ることも出来ました。「生まれて初めて見たわ」と、みんな少し興奮気味でした。
帰りは、「匠の館」で玉露のお作法をインストラクターに丁寧に教えて頂きました。四煎、玉露のお茶を飲んだ後の茶葉をポン酢で食したのですが、みんな初めてで、珍しくて良い体験ができ、「今度は友達を誘って来ます！」と喜んでいました。
この日は一度も傘を差すことなく、ほかの地域の会員同士で一緒に季節を堪能でき交流を深めたことは、大変良い企画でした。