コープの商品_安全のとりくみ・考え方(自主基準)_食品添加物について

食品添加物について

1.食品添加物を使用する目的

食品添加物は必ず目的があって使用されます。

  • ●食品を製造または加工することを目的に使用→豆腐に入れるにがりなど
  • ●食品を形作ったり、独特の食感を持たせることを目的に使用→ゼリーなど、独特の食感を持たせる
    増粘多糖類
  • ●食品に色をつけることを目的に使用→たくわんなどに使用される着色料
  • ●食品に味をつけることを目的に使用→うまみ成分としての調味料
  • ●食品の品質を保つことを目的に使用→微生物の増殖を防ぐために使用される保存料など
  • ●食品に栄養成分を補うことを目的に使用→「ビタミンCがレモンの何倍」と表記されている商品など

このように、食品添加物は必ず目的があって使用されているのです。

2.天然の物質は○で人工は×?

天然はいいけど人工はダメといった情報を耳にすることがあります。

しかし、カビの持っている毒も微生物が持っている毒もいずれも天然の物質です。食べる量にもよりますが、人にとっては気をつけなければならない物質といえます。また、天然のビタミンCは体にいいが、人工のビタミンCは体に良くないといった情報も耳にすることがあります。しかし、天然であれ人工であれビタミンCはまったく同じ物質で、効果も同じです。

人工と聞くとついつい怖いと思ってしまう傾向がありますが、天然?人工?で安全かどうかを判断するのではなく、その物質が客観的に見てどうなのか?科学的評価はどうなのか?といったことを正しく見ておく必要があります。

3.人が毎日摂ってもいい食品添加物の量について

1日に食べてもいい食品添加物の量を調べるために動物を使って実験をおこないます。まず、対象となる動物が毎日食べたとしても生体に影響がでないと考えられる量をもとめ(無毒性量)、これに100分の1の安全係数をかけた量が、人が毎日食べても問題ないと考えられる量でADI(1日摂取許容量)といいます。実際、食品に含まれていてもいい量は、このADIよりもかなり少ない量で使用されています。

4.京都生協の食品添加物についての考え方

  • (1)食の安全に関わる化学物質を評価する根拠 は、科学的な「リスク評価」とします。
  • (2)国の基準を元に、それをさらに良くする姿勢で リスク評価・リスク管理を行ないます。
  • (3)遺伝毒性発がん物質は、意図して食品に使いません。
  • (4)継続してリスク評価を行ないます。

5.食品添加物自主基準リスト

(1)不使用添加物
(この添加物が入っている商品は取り扱いしません)

No. 名称 区分 主な用途
1 臭素酸カリウム 指定 製造用剤(小麦粉処理剤)※
2 食用赤色104号 指定 着色料
3 食用赤色105号 指定 着色料
4 デヒドロ酢酸ナトリウム 指定 保存料
5 パラオキシ安息香酸イソブチル 指定 保存料
6 パラオキシ安息香酸イソプロピル 指定 保存料
7 パラオキシ安息香酸ブチル 指定 保存料
8 パラオキシ安息香酸プロピル 指定 保存料
9 グレープフルーツ種子抽出物 既存 製造用剤
10 骨炭色素 既存 着色料
11 単糖・アミノ酸複合物 既存 酸化防止剤
12 ヘゴ・イチョウ抽出物 既存 酸化防止剤

※加工助剤としても意図的には使用しない。

(2)使用制限添加物
(この添加物を使用する必要性有用性を確認し、商品の取り扱いを判断します)

No. 名称 区分 主な用途
1 安息香酸 指定 保存料
2 安息香酸ナトリウム 指定 保存料
3 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 指定 酸化防止剤
4 イマザリル 指定 防かび剤
5 オルトフェニルフェノール 指定 防かび剤
6 オルトフェニルフェノールナトリウム 指定 防かび剤
7 チアベンダゾール 指定 防かび剤
8 過酸化ベンゾイル 指定 製造用剤(小麦粉処理剤)
9 食用赤色40号 指定 着色料
10 食用赤色40号アルミニウムレーキ 指定 着色料
11 食用黄色4号 指定 着色料
12 食用黄色4号アルミニウムレーキ 指定 着色料
13 食用黄色5号 指定 着色料
14 食用黄色5号アルミニウムレーキ 指定 着色料
15 食用青色2号 指定 着色料
16 食用青色2号アルミニウムレーキ 指定 着色料
17 食用赤色106号 指定 着色料
18 二酸化チタン 指定 着色料
19 ポリソルベート20 指定 乳化剤
20 ポリソルベート60 指定 乳化剤
21 ポリソルベート65 指定 乳化剤
22 ポリソルベート80 指定 乳化剤
23 アルミニウム 既存 着色料
24 植物炭末色素 既存 着色料
25 ラック色素 既存 着色料
26 ログウッド色素 既存 着色料
27 ウェランガム 既存 増粘安定剤
28 エレミ樹脂 既存 増粘安定剤
29 カラギナン 既存 増粘安定剤
30 サイリウムシードガム 既存 増粘安定剤
31 ファーセレラン 既存 増粘安定剤
32 レバン 既存 増粘安定剤
33 カンゾウ抽出物 既存 甘味料
34 カンゾウ末 一般飲食物 甘味料
35 酵素分解カンゾウ 既存 甘味料
36 ブラジルカンゾウ抽出物 既存 甘味料
37 α-グルコシルトランスフェラーゼ
処理ステビア
既存 甘味料
38 ステビア抽出物 ※1 既存 甘味料
39 ステビア末 既存 甘味料
40 L-ラムノース 既存 甘味料
41 ブドウ種子抽出物 既存 酸化防止剤
42 グアヤク脂 既存 酸化防止剤
43 酵素分解リンゴ抽出物 既存 酸化防止剤
44 ツヤプリシン(抽出物) 既存 保存料
45 ペクチン分解物 既存 保存料
46 ε-ポリリシン 既存 保存料
47 マスチック 既存 ガムベース

※1:JECFA規格のものは一般添加物とする。(国内基準と比べて高い純度が求められているため)

リスクという考え方 「リスク=毒性×摂取量」で表すことができます。

リスクとは、実際の危険性や安全性。
毒性とは、生物などへの悪影響の強さ。
摂取量とは、食べる(摂る)量。のことです。

私たちは毒性があるからリスクがあるという考え方になりがちですが、実際には違います。 たとえば、食塩のように毎日食べている物質であっても体重50kgの人が約150gを一気に食べると、約半数の人は死ぬと言われています。

逆に、フグの毒のように、強烈な毒であっても摂取する量がわずか(幸運にも)の場合、人に危害がおよばないこともあります。

ある物質について、毒性の強さを正しく評価することはとても重要ですが、生物に対する影響を確認する場合、摂取する量がどれくらいなのかをきちんと見ることがとても重要です。