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クロストーク vol.2キャリアアップ

新たに踏み出したフィールドでは勉強の日々。
チャレンジしながら組織をより良く進化させたい

宅配事業の地域担当としてキャリアをスタートし、リーダーとして経験を積んだのち、“畑違い”の店舗事業へ異動。店舗の現場では基本的な業務の習得から管理職としてのありかたまで、幅広く学ぶ日々。奮闘されているお二人に、宅配と店舗を経験していま思うこと、これからについての考えをお聞きしました。

クロストークメンバー

  • 吉田 博信 HIRONOBU YOSHIDA

    吉田 博信HIRONOBU YOSHIDA

    店舗運営部 配属[2007年入協]

    (現在 店舗運営部 マネジャー)

  • 藤原 嵩之 TAKAYUKI FUJIWARA

    藤原 嵩之TAKAYUKI FUJIWARA

    店舗運営部 配属[2015年入協]

    (現在 コープ醍醐石田 店長)

職務の変遷について

藤原:
まず南丹支部に配属されて、2年間宅配の地域担当として配達をしました。その後、サブリーダー・チームリーダーを1年半経験し2018年8月に店舗運営部に異動しました。コープ醍醐石田で3か月半、研修を受け、2019年2月からコープ下鴨で勤務しています。
今は店舗の管理者育成のための教育を受けています。
吉田:
僕は中丹支部で地域担当、洛南支部で地域担当・サブリーダー・チームリーダーを経験しました。その後、別の支部でチームリーダーをした後、洛東支部で副支部長として勤務しました。そして藤原さんと同じタイミングで店舗運営部へ。現在コープ醍醐石田で副店長をしています。

店舗に異動した印象は

藤原:
僕は転職した気分でした。同じ組織の中でもこんなにも違うのか、と圧倒されています。まずは経験を積んでスキルアップしていかないといけない。吸収していかなければいけないと思います。
吉田:
宅配事業のしくみの良さに改めて気づいたり、店舗の業務を学んでなるほど、と思ったり。運営の課題や日常作業の中にある改善に気づくこともありますね。
藤原:
事業間の働き方の違いなども浮き彫りになりますね。

新しい職場での学びや気づき、難しさとは

藤原:
管理する役割、という点では、今までは宅配で配達をして、自分で課題をクリアしてきたからリーダーとして進捗管理ができたんですね。自分も営業の経験があるのでメンバーのフォローやアドバイスができたんです。今回の異動で、経験がない中で管理者としての立場になったので、理論なども身についていないし、実践してきたことも少ないなかでアドバイスを求められる。これはやはり難しいですね。
吉田:
お店には、来店の動機になるくらい価格を引き下げる商品を置く一方で、店内の見せ方や仕掛けで本当に利用してほしいものを手に取ってもらう、というやり方があります。それを経験と勘ではなく、数値を根拠に理論的に分析する方法を、僕たち2人は店舗で学んで、なるほどとなりました。売り場の展開と、それから出てくる売り上げ、利益をしっかり分析して、根拠をもって戦略的に計画を立てることが大切なんです。
藤原:
何となく試してみよう、ではなく、実績から仮説が生まれて、実際にやってみて、ねらいどおりになった時は楽しいですね。
吉田:
意見を求められたとき、データがこうだからこうなります、と言えれば、経験の長いパートさんも安心してくれる。同僚のみなさんは僕のことを新人として見てくれているけれど、副店長なので判断をしないといけない。昼礼でその日の来店人数と、閉店までの予測を立てるんです。それに合わせてお総菜や値引きのタイミングなどを決めるのですが、ズバッと言い切れない時がはじめのころありました。申し訳ない気持ちでしたね。最近では、雨が降っているから見込みより何割減る、といった予測も立てられるようになりました。
藤原:
しっかり売り場を見られる管理者になって、なおかつ、部下を指導育成できるようになることを目標にしています。

「ジョブローテーション」について

吉田:
ジョブローテーションはすごく重要だと思います。特に生協は各事業がそれぞれ独立して運営しているので、両方を見る必要があります。店に来るまでは店舗事業は数字でしかわからなかった。でも当然店舗なりの考えに基づいて行っていることがある。そうしたことを両方知るのは大切だと思います。
藤原:
宅配事業の考え方も大切だと思うし、店舗事業の考え方や枠組みも大切だと思うけれど、その場所でとどまるのはもったいない。どちらも経験しているからこそ、違う分野でもっとやってみたいなという思いが、あらためて生まれました。

この先チャレンジしてみたいこと

吉田:
商品のバイイングなどを経験して、物の流れを知りたいと思います。今は店頭でいろいろ工夫してがんばっている状況なのですが、もっと俯瞰して、流れをコントロールできるようステップアップしたいと思っています。
藤原:
僕はどちらかというと運営側、人材育成に興味があります。自分は周りの環境に恵まれて育成をしっかりしてもらえたという思いがあるので、それを返したいと思います。

就職活動中のみなさんへ

吉田:
就職活動中は様々な思いが浮かび、周囲の声が気になることもあるでしょう。でも大切なのはあなたの目指す目標です。それを何度も確認して下さい。
社会に出たら、「こんなはずではなかった」と壁に直面する事は沢山あります。そんな時こそ目標を見据えることが大切です。強い思いを持って就職活動、仕事を楽しんでいきましょう。
藤原:
京都生協には困ったときに助けてくれる先輩方がたくさんいます!また「やりたい」と思ったことに対してサポートしてくださるので非常に働きやすい環境です。ぜひともにチャレンジしていきましょう!

※2019年3月時点の情報です。
インタビュー内容は、取材当時のものになります。