« コーディネーター研修会を行いました | メイン | 平和企画 「もし大地震が京都をおそったら!?」 »

平和企画 「もし大地震が京都をおそったら!?」

2011年12月 3日

伏見区東部行政区委員会
■日時:10月18日(火曜)午前10時から11時30分 
■場所:醍醐消防分署
■参加人数:19名

 3月11日、東北で起った未曾有の大地震。行政区委員会では、ニュースを目の当たりにした自分たちに、今できることは何かを考え、「災害時の被害を想定して備えや知識を身につける」という目的でこの平和企画に取り組みました。
111201_3.jpg

醍醐消防分署にて、警防課長の福山さんよりお話をうかがいました。

111201_2.jpg<京都をとりまく地震環境>
 日本列島は、地底の固い岩板が重なり合うところに位置している為、地震が発生しやすく、安全な場所はどこにもないそうです。京都府の下にも多くの活断層が走っていて、その活断層が活動期に入っているとのこと。歴史の中で京都にも数多くの大地震がありました。京都だけは安心ということは、まったくないのです!!

<地震が起きてから避難まで>
1.まずは自分の身を守る。
2.揺れがおさまってから火の始末。
3.避難は地域で協力して。(非常持出し袋を持って)
4.くつをはく。ヘルメットをかぶる。
5.家を出る時はブレーカーをおとす。
6.地域の集合場所へ避難。(地域でステッカーが配布されています)
7.小中学校などの避難所へ(助け合いの心をもって!)
8.広域避難場所(二次災害の危険から地域住民の命を守る)

111201_1.jpg<日頃の備え>
1.非常持出し袋を準備する。内容は・・・
防災ずきん・ヘルメット、アルミシート、飲み水・食べ物(約3日分)、懐中電灯、ラジオ、電池
マスク、貴重品(免許証 ・保険証 ・パスポートなどのコピー ・印鑑など)、ゴミ袋、 ビニール袋
缶切り、ナイフ、ウェットティッシュ、軍手、ライター、ろうそく、ラップ、救急薬、カイロ、スリッパ、ホイッスル(笛)、新聞紙 などです。
 
2.家具の転倒・落下防止
 地震時の負傷の40~50パーセントが家具の転倒によるものです。
・タンスはL字金具やつっぱり棒などで固定。
・おもちゃや本を高く積まない。
・テレビを固定する。
・玄関は、閉じ込められないよう倒れやすいものを置かない。
・照明器具は落下しないよう固定。
・寝ている上に物が倒れてこないよう、確認し、配置がえや固定をしよう。
・窓ガラスや家具のガラス面などは、割れて飛び散らないよう飛散防止フィルムを張る。
・食器棚などの開き戸を固定する。

<参加者の感想>
・きちんと順番に説明してもらって、頭の中でも整理できました。できることから始めます。
・質疑応答に直接答えて頂けてよかった。
・防災の荷物をさっそく作ります。